パイ専門店「pie＆cafe Kazaguruma（かざぐるま）」が11/2オープン！風を感じるカフェ空間で上質なスイーツを堪能。テイクアウトやギフトにも＠松本市

松本市中央にあるビル「サードミレニアムゲート」の5階に、パイ専門店「pie＆cafe Kazaguruma（かざぐるま）」が2023年11月2日にオープン。提供するパイは素材選びから具材の大きさ、生地の厚さに至るまで、手間をかけ丁寧に作られた「アップルパイ」と「チェリーパイ」。上質な素材を使用した大人で贅沢な味わいを楽しむことができます。カフェでビルの屋上でさわやかな風を感じながらゆったり味わうのもよし、テイクアウトして、おうちでちょっと贅沢なティータイムを堪能するのもよし！
パイ作りのこだわりや店内の雰囲気、よりおいしく食べるためのちょっとした工夫など、お店の詳細をご紹介します。

お持ち帰りやギフトもおすすめ！上質な素材を使用したアップルパイとチェリーパイ

提供するパイメニューは「アップルパイ」と「チェリーパイ」のみ。カットはもちろん、ホールも用意されています。ホールは6号（直径18cm）で小さめなので、ひとりでぺろりと食べちゃう人もいるとか。
店内のカフェメニューは、あたためたカットパイに冷たい自家製バニラアイスが付いてきます。テイクアウト可能なので、ギフトとして贈るのも自分用にお持ち帰りしても◎。おうちで楽しむ際は電子レンジやトースターで温めて食べるのがおすすめです。

◆スイーツのこだわりをパティシエの原田明美さんに伺いました！

大人な味わいの贅沢なパイを一から手掛けているのは、焼菓子の予約販売を行う「フランクレールヨコハマ」のパティシエ･原田明美さん。神奈川県横浜市で2020年から販売を始め、2023年に松本市へ移住＆「pie＆cafe Kazaguruma」のパティシエを務めています。

「《上質》をモットーに、厳選された材料を贅沢に使用し、手間を惜しむことなく情熱を注ぎ込みひとつずつ手作りしています。」と原田さん。

パイ生地は欧州産発酵バターを使い、層数はなんと288層！外はさくっと&中はジューシーに仕上がるよう厚めに作られています。バターの香りをより強く感じられるので、あたためて食べるのがおすすめなんだとか。

「アップルパイ」に使用するリンゴは信州産。北信から南信まで、各地の農家から数種類のリンゴを仕入れているそう。リンゴの旬は秋から冬なので、その時期･種類によって1年分のリンゴを下ごしらえし真空パックで冷蔵or冷凍。いつでも旬の状態を堪能できます。
原田さんたちは、この秋だけで計1トンのリンゴを調理したそう！

パイに合うように何度も試作を重ねたという自家製バニラアイスは、卵不使用で、北海道産の純正生クリームとバニラビーンズをさやごと使用。バニラの上品な香りを楽しむことができます。アイス単品でも注文可能。

「アップルパイ（ホット･バニラアイス付）」1,350円、「紅茶（ホット･ストレート）」800円

どっさりゴロゴロ入ったリンゴとバターの塩味が効いた厚い生地を一緒にほおばるとしっかり満足感があります。素材の味をそのまま感じられるように添加物を抑え、てんさい糖やカソナード、はちみつで煮たリンゴはやや食感が残り、香り高くすっきりとした味わいです。

紅茶は果物のパイに合うよう、深い香りのダージリンを使用。茶葉にお湯を注いだだけの状態で提供され、砂時計を使って3分蒸らします（写真左）。3分後、蓋の取っ手を引き上げて自分でコップに注ぎ、濃さを調節します（写真右）。蒸らす時間も淹れ方もレクチャーしてもらえるので楽しい♪

「チェリーパイ（ホット･バニラアイス付）」1,600円、「コーヒー（ホット）」800円

「チェリーパイ」は海外から取り寄せた上質なダークチェリーの缶詰を使用。缶詰と思えないほど大粒でみずみずしいチェリーにドイツの最高級キルシュがふわっと香る大人な味わいです。

〈DRINK MENU〉
紅茶（ホット/アイス）　　800円
ロイヤルミルクティ（ホット）　　950円 ※11/23より提供開始
コーヒー（ホット/アイス）　　800円
カフェラテ（ホット/アイス）　　900円

さわやかな風を感じるテラス席で贅沢なカフェタイムを

エレベーターで5階まで上がると、正面にお店の看板が。

店内で過ごすおすすめの場所は、空を見上げながら心地良い風を感じることができるテラス席。オーナーはこの空間を気に入り、この場所を何かに活かせないか？とカフェ＆パイ専門店の開店を決めたんだそう！

オリーブの木がならんだテラス席は落ち着いた雰囲気で、松本の中心市街地でもひと息つくことができます。

店名「Kazaguruma」にちなんで、テラス席から見える場所に風車が飾られています。お店の雰囲気にぴったりな欧風の風車はオーナーが海外から仕入れたもので、お店のロゴマークや食器にもモチーフを使用しているそう。

店内に入るとパイがならんだショーケースや、パイをあたためたりドリンクを作ったりする様子を間近で見られるオープンキッチンがあります。

打ちっぱなしの無機質な壁に重厚な作りのウッド家具が大人モダンな雰囲気。

テーブル席もゆったりとしています。

お店は松本駅と松本城のおよそ中間に位置するサードミレニアムゲートの5階にあります。松本観光やちょっとした小休憩にぜひ寄ってみて。

2023年11月2日オープン

〈text&photo（一部を除く）：くりた かりん〉