長野県の大工職人集団と建築家の最強コラボ！坪単価80万、光と風が通る約35坪の心地よいデザイナーズ住宅！見学会は2024年3月まで開催中《原建築✕中山設計空間工房》

長野県須坂市に本社がある有限会社原建築は、代表・熟練大工の原氏が率いるプロの大工職人集団。そして、小布施町に事務所を構える中山設計空間工房は、一級建築士の中山氏がニーズに沿ったこだわりの空間設計を建築家の視点で提案する建築設計事務所。

妥協を許さない職人気質の大工集団と建築家の最強タッグは10年ほど前にスタート。その家に住む家族にとって快適で確かな家づくりを実現するため、プラン提案から完成・引き渡しに至るまで最善を追求し続けるのが原建築✕中山設計空間工房の住まいづくりです。
例えば、すでに工期がはじまっていても、予算考慮の上で新たにもっと良い建材等が使えそうな状況が生じれば追加の手間がかかっても変更するなど、いいものをつくるために常に最良の選択を続けます。これは、両社の柔軟で迅速な連携と家づくりに対する信念が同じだからこそ成せる神ワザ対応。そして相談しやすい環境や安心のアフター対応も、施主にとっては心強い存在です。

今回は、大工集団と建築家の最強タッグ＝原建築✕中山設計空間工房が手がけたオープンハウスに潜入取材。細部にまでこだわり、外構･駐車場･太陽光まで含め坪単価80万円で完成させた等身大サイズ（約34.5坪）のスタイリッシュモダンな家をご紹介します。


◎オープンハウスは2024年3月中旬まで予約制の見学会を開催中。12月には見学会イベント（予約不要）も行われます。
▶オープンハウス見学会の詳細へ

《Index》
▶原建築✕中山設計空間工房
▶オープンハウスに潜入
　～光と風が通る約35坪の心地よい空間～
▶オープンハウス見学の予約
▶企業データ

◆大工職人と建築家◆
原建築✕中山設計空間工房

株式会社 原建築　
代表取締役･大工　原公一氏
社員=大工職人というプロの職人集団。自社の大工工事は下請け施工者ではなく、社員（大工職人）が責任を持って施工を行う希少な工務店です。数多くの家を大切につくり上げてきた実績と経験から地元でも信頼が厚く、大工職人ならではの提案や速やかで的確な判断のもとで相談できるため、原氏の人柄に惹かれる施主も多いのだそう。


中山設計空間工房
代表取締役　中山雄二氏
一級建築士。主役は人であり、家と空間はその背景という視点で〈光・風の通り・その場所からの眺望〉を巧みに操る空間設計が評判です。建築の設計と監理を通じて、相手の意向を超えるような提案を基本とし、日々の暮らしの中で、「主張はしないが”なんだか居心地がいい”と感じられる家をつくりたい」。「打ち合わせも楽しい時間にしたい。家を建てるしあわせを一緒に感じ、お客様の意向を実現していくことで自分も幸せになれるくらいの設計をしたい」と中山氏。

施主が描く理想の家を、中山氏が自身の目標として共有し、さらに原氏も同様に共有できるからこそ、施主と建築家と大工の思いが合致した家づくりが実現できるのです。

※原建築✕中山設計空間工房が手がけた住宅の一例

◆オープンハウスに潜入◆
光と風が通る約35坪の居心地のよい空間

見学会を行っているデザイナーズ住宅は、リビング・ダイニングに、ウッドデッキと吹き抜けと和室が一体化したスタイリッシュモダンな一軒家。〈主役は人〉の観点から主張しすぎるものを省いた空間は、巾木を白壁と同色化させたり、窓枠やキッチンカウンターに用いる木材をやわらかな質感に見せる技法を施すなど、圧迫感がない、やわらかな空気が行き交います。

リビングからつながるウッドデッキは室内空間を広げてくれます。塀も外からの視線をただ遮るだけでなく、立地に合わせた視界（眺め）づくりで閉鎖感のない絶妙なアウトドアリビングに。

家づくりと同時にウッドデッキを依頼することで、敷地と間取りとのバランス、立地に合わせたプライバシーへの配慮や夕暮れ時の絶景など様々なことを含めた提案を受けることができます。「ウッドデッキを設置したが使っていない…」なんていう状況も避けらそうですね。

ダイニングは吹き抜けになっており、視線がよく通る窓が設けられ、2Fとのつながりがとても開放的。吹き抜け部分の天井にレッドシダーを使うなど、シンプルすぎないナチュラルなメリハリも効いています。
さらに、家の中でプライベートが守られているのに、外の自然や空の様子まで視界に入ってきて、風や光も行き交うので、時間の流れに逆らわない自然体でいられる心地よさを感じました。

リビング・ダイニングとつながる4.5帖の和室。大工職人の原氏がこだわったケヤキ材を用いた斬新な床の間や、市松張の天井と畳のリンクしたデザインなど、和とスタイリッシュモダンの調和スタイルも斬新。扉は設けず、通常は収納されているローススクリーンで必要に応じて仕切ることができます。

また、中山氏の提案する空間は既製品の家具はできる限り使いません。原建築（大工さん）に空間に溶け込むような仕様で依頼することで住まいに馴染み、風合いも楽しむことができます。オープンハウスのリビングにも大工職人の手がけた家具がありました。本当に素敵です。

こちらも原建築の大工職人の技。画像左はタモ材で造作したキッチンカウンター。木材にすき間をあけた目透かしという技法を使い、やわらかな印象を演出。画像右の床の間にも繊細な職人技が。

光や風が行き交う2階フロアにも3つの部屋を確保。窓からはやわらかな光が注ぎます。大開口部はトリプルサッシを採用しており、断熱性を向上させていることにも注目です。

そして、景色を一枚の絵のように楽しむことができる廊下は、贅沢な空間の余白（と勝手に名付けました）。必要な部屋等を間取りに詰め込むだけでなく、余白のような場所があることで、住まいにくつろぎが生まれる気がします。個人的には、ここでゆっくりコーヒーと本を楽しみたくなりました。

玄関ホールは、大きな窓の外の景色をそのままインテリアに。新緑・紅葉など季節を感じる木や花などを植えるのも楽しそうです。
光や風、そして窓からの眺望までを操る建築家のプラン。そして、熟練の大工職人が実際につくり上げ生み出す空間の心地よさを体感してみてくださいね。

34.5坪の一軒家には実生活で必要な収納スペースもたっぷり確保。画像右は吹き抜けとつながる部屋。2階にいながら家族の気配を感じたり、コミュニケーションが図れるなど活用法も様々。

収納式の洗濯物干しやコンセント付きのロボット掃除機格納スペースなど、毎日の暮らしに役立つアイデアも各所に発見。実際の生活を想像した様々な工夫が、日々の家事ストレス軽減にも繋がりますね。
家事のちょっとした悩みもを建築家に相談することで解決したり、暮らしが豊かになるかもしれません。

オープンハウス
〈スタイリッシュモダンで暮らす家〉
■建物2800万円（坪単価80万円／外構･ソーラーパネル･駐車場を含む）　
■構造規模　木造2階建
■敷地面積　44.25坪（146.40㎡）　
■延床面積　34.5坪（114.27㎡）
1F　18.25坪 ／ 2F　16.25坪

◆オープンハウス見学会の予約方法
（2024年3月中旬まで）

今回取材したデザイナーズハウス〈スタイリッシュモダンで暮らす家〉は、2024年3月まで随時予約制見学会を開催中。お気軽に電話またはメールで問い合わせくださいね。

または、同モデルハウスのオープンイベント 第1弾として、12月には予約不要の見学会イベントも開催！
▶12月に開催！見学会イベント（予約不要）詳細へ

〈予約・問い合わせ〉
◎中山設計空間工房
電話　　026-247-4628
メール　yuji@n-kukan.com

◎株式会社 原建築
電話　　026-246-1383
メール　harakenchiku@stvnet.ne.jp

～取材のこぼれ話～
建築事務所に依頼する家づくりとは？
最大のメリットは、建築事務所は施工に関する制約を受けないため、施工会社の利害に関係なく、施主のための提案が可能だということ。
建築事務所は施主とともに意向に沿った設計プランを決めた後、複数の施工業者にコストを含め、建材や資材・施工法など同じ条件で見積もり等を依頼し、最もよい条件の施工会社を選ぶことができます。建築中も設計事務所が条件通りに施工が進んでいるかを責任をもって監理するため安心。窓口も建築事務所で一本化されるため、施主の手間も省けます。
中山設計空間工房が原建築とタッグを組むことが多いのは、中山氏の設計プランの条件に対し、社員=大工職人ならではの強みから、良心的なコストで確かな家づくりを実現してくれるからなのだそう。

長野県の住宅建築専門誌「ナガノの家」2024春夏号（2023年12月25日発売）では、同オープンハウスを家づくりの専門目線から取材した記事が掲載されます。現地見学と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
■ナガノの家.net 　https://www.nagano-ie.net/