取材レポート
・コラム

飲食店と
ショップ

新店

イベント

観光・
おでかけ

NEWS

ビューティー
&ヘルス

子育て・
キッズ

家・LIFE

特集

ラーメン

TOP > 取材レポート・コラム

TOP > イベント

FLYING KIDS・浜崎貴司さんに独占インタビュー!奥田民生ら豪華ゲストが集結するライブへの思いやバンド&ソロ活動それぞれの音楽観を語っていただきました!10/11(土)開催『浜崎貴司 還暦記念 × Oasis79.7 20th Anniversary GACHI SPECIAL in 松本』@長野県松本市

公開日:2025/09/15

2025年10月11日(土)に、長野県松本市の「キッセイ文化ホール」にて、『浜崎貴司 還暦記念 × Oasis79.7 20th Anniversary GACHI SPECIAL in 松本』が開催。「FLYING KIDS」のフロントマンであり、ソロアーティストとしても活躍する、浜崎貴司さんが主催の弾き語りイベント「GACHI LIVE」。ゲストには、「UNICORN」の奥田民生さん、「真心ブラザーズ」のYO-KINGさん、レキシさんという音楽シーンの最前線で活躍する面々が出演。そのスペシャルイベントについて、Web Komachi編集部がインタビュー!

ソロデビュー10周年を機に始まったイベントへの思い、35年にわたる音楽活動で貫いてきたテーマ、そしてプライベートでも訪れるという長野県、特に松本市での特別な体験など、じっくりとお話を伺いました。

「GACHI LIVE」から「GACHI SPECIAL」へ。イベントの“スペシャル”な部分とは?

――本日はよろしくお願いいたします。まず、今回の「GACHI SPECIAL」についてお伺いします。もともと「GACHI LIVE」を全国で行われていて、今回は「SPECIAL」となっていますが?

浜崎さん
「GACHI」は、私がソロ10周年を記念して2008年に始めたイベントなんです。弾き語りで、ゲストを招いて“ガチンコ”でライブをする、というのが原点でした。「SPECIAL」は、第一線で活躍するアーティストを複数お招きして開催する形になります。

――スペシャルというだけあって、奥田民生さん・YO-KINGさん・レキシさんと豪華なメンバーが集まっていますね。共演者の皆さんは、浜崎さんにとってどのような存在ですか?

浜崎さん
(奥田)民生くんは同世代、同い年ですけど、ギターも歌も素晴らしい人で、本当にすごい才能だなと思っています。僕の弾き語りにちゃんと向き合ってくれるのが嬉しいですね。YO-KINGもデビューがほぼ一緒で、ずっと同じ時代を歩んできた仲間です。どちらも「カーリングストーンズ」というグループの仲間なんで、気心は知れています。

――レキシさんとの共演は、今回が2回目だそうですね。

浜崎さん
彼が以前所属していた「SUPER BUTTER DOG」時代から付き合いはあって、前からずっと「GACHIに出てくれないか」とオファーはしていたんです。今年、宇都宮で初めて出演してもらって、今回が2回目ですね。最終的にみんなで共演するんですけど、「ガチ」というイベントのフォーマットにきちんと乗っかってくれて。破天荒なふりして優しいところが彼にはあるんです。

「お互いの世界観をぶつけ合う緊張感が面白い」

――このイベントは「対戦」という形式を取られていますが、これはどういった意図があるのでしょうか?

浜崎さん
気持ちの上での緊張感ですね。自分のパフォーマンスが他の人たちよりもつまらなかったら、ミュージシャンとして単純に悔しいじゃないですか。もちろん、それぞれの世界観なので比べるものではないですけど、手は抜けない。お互いの世界観をぶつけ合う緊張感が「ガチ」だし醍醐味。お客さんを楽しませるために、自分たちに気合を入れる、ということです。

「ソロはダイレクト、バンドはオブラートに」2つの活動の表現の幅

――浜崎さんはバンド(FLYING KIDS)とソロ、両方で活動されていますが、一番大きな違いはどんなところでしょうか?

浜崎さん
バンドは共同作業、ソロは気楽というか、すごく自由です。
「FLYING KIDS」は9人ですけど、9人のアイデアや才能が合わさるすごさがあります。ファンクというジャンルを通じて、自分の思いを少しオブラートに包んで形にしていくような感覚です。
一方で、ソロの方は本当に1人で完結するので、その時の自分の感情や体調、旅先で見た風景や出会った人たちのことといった、プライベートなことを音楽に反映できる良さがあります。日記ではないですけど、自分の人生で起きた出来事に対して音楽が作れる。表現がダイレクトなんです。どちらも長所と短所がありますね(笑)。

音楽をつくる上で”変わったもの”と”変わらないもの”
「ずっと一緒のテーマ性みたいなものを追いかけている」

――メジャーデビューから35周年を迎えられましたが、長年の活動の中で「変わらない部分」と「変わった部分」はありますか?

浜崎さん
常に新しい作品を作る時は、前の自分とは違うものを、という気持ちでいるので、常に変化しているつもりでやっています。

でも、35年間をふかんで見てみると、どこかずっと一緒のテーマ性を追いかけているところも感じます。クリエイターとしてはちょっと残念なところですけど、逆に言えばそれがオリジナリティや個性になっているのかな、とも思いますね。

――そのテーマ性とは、どのようなものでしょうか?

浜崎さん
「人と人とのコミュニケーション」についての歌をずっと書いているような気がします。もちろん、25歳の自分と還暦になった今の自分とでは、人生経験からくる思いが違うので歌も変化しますが、根本的に人が持っているテーマ性みたいなものは、ひとつなのかなと。

信州松本市での思い出は「小澤征爾さんの背中」

――ライブが行われる松本市は訪れたことはありますか?

浜崎さん
はい、「FLYING KIDS」でもソロでも、プライベートの旅行でも何度か来ています。特に松本市は、当時は「サイトウ・キネン・フェスティバル」がありまして、それを毎年見に来る旅を3年ぐらい続けていました。

――特に印象に残った思い出はありますか?

浜崎さん
まだ小澤征爾さんがご存命で、小澤さんの指揮を何度も拝見しました。
小澤征爾さんといえば、弦楽四重奏を見に行ったら、僕の前の席にいらっしゃったんです。お客さんとして見ているのに、譜面を見ているかのように体が動いちゃっていて。その背中がなんか、すごい燃えてるんですよね。音楽に対する情熱が本当にすごいんだな、というのを数十cmの距離で感じられたのが、大きな経験でした。

――最後に、長野県のファンの方へメッセージをお願いします。

浜崎さん
『GACHI SPECIAL』を松本で開催できるのは、自分の一つの夢だったんです。しかも、すごいメンバーが集まってくれました。みんな音楽も素晴らしいし、とにかく面白い人たち。笑って、泣いて、なんなら踊ってもらっても構いませんので、存分に楽しんで、次の日からの日々の栄養にしていただけたらなと思います。


今回の「GACHI SPECIAL in 松本」で行われる浜崎貴司さん、奥田民生さん、YO-KINGさん、レキシさんの4人が世界観をぶつけ合う一夜限りのセッションは、まさに必見。デビュー35周年を迎えても変わらず歌い続ける“ガチンコ”のステージを、ぜひ会場で体感してください。

interview & text:Web Komachi編集部 田中佑人

浜崎貴司 還暦記念 × Oasis79.7 20th Anniversary GACHI SPECIAL in 松本
●開催日
2025年10月11日(土)
●時間
開場 17:00~、開演18:00~ 
●会場
キッセイ文化ホール
(長野県松本市水汲69-2)
●チケット
前売券 8,500円、当日券 9,000円
▶チケット購入はこちら
※全席指定
※車椅子席はFOB新潟に問い合わせ
●問い合わせ
FOB新潟 (平日11:00〜17:00)
025-229-5000
●HP
https://www.fmnagano.co.jp/archives/9702
画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。