中央通り沿いに9月オープン「千州庵ながの」蕎麦つゆで煮込んだ信州豚の角煮と国産蕎麦粉配合のオリジナル麺を使った冷麺が看板メニュー@長野県長野市
公開日:2025/10/21
長野県長野市「ながの表参道セントラルスクェア」の向かいに、角煮と冷麺の専門店「千州庵ながの」が2025年9月25日にオープン。看板メニューは、蕎麦つゆで煮込んだあっさりとした味わいが特長の豚の角煮と、牛骨を8時間炊き上げたスープに小麦粉と蕎麦粉をブレンドしたオリジナル麺を使用した冷麺。店主の石田さんは、前職で焼肉ファミリーレストランの商品開発リーダーを務めた経験を生かし、「さらに良いものを作りたい」という思いから独立。ランチタイムは角煮定食も楽しめるほか、ディナーはお酒を飲みながら食事を楽しめるお店です。



店主・石田さん
焼肉ファミリーレストランで商品開発リーダーとして20年以上勤務。商品の企画・設計・仕入れなどを担当し、味付けの方向性を決め、商品を作り上げてきたそう。その中でも特に思い入れがあったのが冷麺。
「前職の時に冷麺のスープの開発だけで1年ぐらいかけて取り組みました。その時に苦労して作り上げた冷麺への思いが強くて、いつか自分のお店で出したいと思っていました」
義理の両親が上田市で営んでいた蕎麦屋のサイドメニューとして提供していた豚の角煮も個人的に好きだったことから、暑い夏は冷麺、寒い冬は角煮やもつ煮などの煮物を二大看板にしたお店を開くことにしました。
ランチではオリジナル麺の「冷麺」と「角煮」の定食を

「千州庵 冷麺定食+小角煮」1,500円
小麦粉に国産蕎麦粉を独自の配合でブレンドしたオリジナル麺。盛岡冷麺と比べて、麺の硬さは柔らかめ。歯応えのあるそばのような食感が楽しめます。スープは、牛骨を8時間炊き上げた出汁がベース。
「8時間炊いた後で冷やすと、コラーゲンでゼリーのように固まるほど濃厚です。でも冷麺のスープはドロドロしていると違和感があるので、サラサラとドロドロの一歩手前ぐらいの濃度を目指しています」と石田さん。濃厚な牛骨スープに昆布出汁を合わせることで、日本人の味覚に合うあっさりスープに仕上げています。

冷麺は、定番の牛骨スープの冷麺に加え、自家製胡麻スープとすりごまが魅力の「胡麻だれ冷麺」(1,200円/サラダ・小鉢付き)。味変で自家製香味ラー油をさっとかけるのもおすすめ。

辛いもの好きな人にもおすすめの「旨辛ビビン麺」(1,200円/サラダ・小鉢付き)。同じ麺を使用しながら、全く違う味わいが楽しめますよ。

もうひとつの看板メニューである「信州豚 私服の大角煮定食」(1,600円)は、義理の両親が蕎麦屋で提供していたレシピをベースに、信州オレイン豚を蕎麦つゆのかえしでじっくりと煮た逸品。しっかりと煮込まれた一本角煮で、ほろほろの柔らかい食感が魅力。あっさりとしていながら、思わずご飯が進んでしまう甘じょっぱさがたまりません。まるで実家を思い出すようなほっこりとした味わいです。
角煮の定食は(1,400円)も味わえます。今後は季節限定メニューも登場予定。
食事といっしょにお酒も楽しめるディナー


ディナータイムは「角煮」をはじめ、「ピクルス」(600円)や「チョレギサラダ」などのおつまみメニューも用意。お酒は「生ビール」(700円)や「レモンサワー」(600円)などの定番のほか、「夜明け前」や「明鏡止水」など、長野県の地酒もそろえています。

また、シメとして各種冷麺も単品(950円~)で味わえます。
〈ディナーメニューの一例〉
千州庵特製 角煮 1,000円
千州庵特製 もつ煮 800円
キムチ 500円
煮卵のせ ポテトサラダ 800円
野沢菜の天ぷら 600円
長野県オレイン豚炙りチャーシュー 800円 など

店内はカウンター席とテーブル席を合わせて24席。木目を生かした落ち着いた内装で、ゆったりと食事を楽しめる空間になっています。



善光寺門前の中央通りに誕生した新しい冷麺と角煮の専門店。こだわりの一杯をぜひ味わってみてください。
(text&photo:Web Komachi編集部 田中佑人)
●住所
長野県長野市西後町1583-1
●営業時間
ランチ:11:00~15:00(14:30LO)
ディナー:17:00~21:00LO(20:30LO)
※日曜はランチのみ
●定休日
月曜
●席数
24席
●駐車場
なし
https://www.instagram.com/senshuuan_nagano/
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