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第2回 33歳女性ふたりの明暗!結婚できた女性と婚期を逃した女性の活動内容の違いとは?【入倉結婚相談所の実録!婚活レポート】

公開日:2023/04/21

全6回のコラムでお届けする「入倉結婚相談所の実録!婚活レポート」。
今回は代表の入倉さんにお話をお聞きした、同時期に婚活をはじめた飯田さん勝俣さん(ともに仮名)の半年間の婚活エピソードをご紹介します。

入倉さん:33歳になると、35歳という壁に向かって焦って婚活をする方や、親からのプレッシャーでしぶしぶ婚活をスタートする女性もいらっしゃいます。当初はふたりとも結婚相談所に入会希望で説明を受けに来ましたが、飯田さんはすぐに入会を決意、勝俣さんは費用的な問題で入会を見送りました。もちろん、説明を受けたからといって入会は強制ではありませんし、入会しなくても結婚活動を行うことはできます。

飯田さん(仮名)33歳・女性
住まい:田舎の方、実家暮らし
職業:アパレル関係(年収290万円)
希望条件:長女ということもあり親の面倒をみたいので、できれば実家近くに住んでくれる男性(実家には入らなくてもOK)

婚活イベントは過去に数回参加したことがあるもののうまくいかず、どちらかというと恋愛に奥手なタイプなので、サポートしてもらった方が嬉しいと思い入会。

勝俣さん(仮名)33歳・女性
住まい:田舎の方、実家暮らし
職業:教育・学校関係(350万円)
希望条件:仕事を継続したい、職場の近くに住みたい

30代になってから婚活イベントには数回参加、マッチングアプリも利用。何人か実際に会ってみたが進展せず。結婚願望はあるものの、仕事が忙しいのと費用面ではマッチングアプリの方が安いので、まずは自分で活動してから考えたいと思い入会を見送り。


一カ月目はお互い同じような結婚活動

飯田さんは入会してからプロフィールの修正や活動の仕方の説明後、合いそうな男性を相談所から紹介してもらい、お見合いをすることに。
勝俣さんは引き続き1対1のお見合いセッティングを自分で申し込んだり、男性からのお見合いを受けて活動することになりました。

一カ月目はふたりとも4、5名の男性とお見合い。連絡先の交換も2、3名とお互いまずまずのスタートです。この段階では、入倉さんも今後に大きな違いが出てくることはわからなかったそうです。本人たちも相手のことはまだよく知らないですもんね。

飯田さんは、まずはフィーリングが合いそうな男性を探すことに。もちろん結婚を目的に結婚相談所に入会したそうですが、いきなり結婚は少し重いかも…ということで、恋愛ができそうな相手を探すことにしました。実家の近くという条件はありましたが、その辺りもまずはフィーリング重視でお見合いをしてみて連絡先を交換することに。

一方勝俣さんは、結婚できそうな男性がいれば連絡先を交換。外見やフィーリングも大切だと思うものの、年も年なので結婚できる条件としては重視しませんでした。お見合いですごく盛り上がっても勝俣さんの中で結婚できそうにないと断ったり、あまり盛り上がらなくても職業や条件面で可能性がある場合は連絡先の交換を希望しました。


ニカ月目も活動スタイルはほぼ変わらずかと思いきや…

お互いに前月同様4、5名の男性とお見合いをし、2、3名と連絡先を交換することに。初月に連絡先を交換した男性ともデートを重ねながらお見合いもするため、一カ月目よりも結婚活動は少し忙しくなってきました。

飯田さんは引き続きフィーリングで合いそうな男性の場合は連絡先を交換することに。一カ月目で交換した男性とは1、2回のデートを重ね、お見合い時とデート時で「ちょっと違うかな」と思った場合はお断りをすることもあったそうです。お見合いをする中で、まずは連絡先を交換、まずはデート、と意識して活動しており、先に進む意識をメインに活動しました。ニカ月目の後半には、3回目のデートに繋がった男性も2名いたそうです。

勝俣さんは引き続き、結婚できそうな男性という部分でお見合いを継続していました。先を考えることができそうな場合は連絡先を交換。デートを重ねている男性も数名いました。ただ、デートを重ねても正直結婚できるかどうかの判断基準が明確になく、「ちょっと違うな」と思う男性はお断りをして、「いいな」と思っても相手に結婚願望がないと冷めてしまったりと、なかなかうまくいかない日々が続きました。


うまくいく結婚活動とは?

おふたりの活動を見ていて、入倉さんはどのように感じましたか?

入倉さん:何かしら活動することは非常に大切なことです。思っていても活動できていない人は出会いや進展がないので、結婚までの道のりは険しくなることが多いです。とはいえ、ただ活動すればいいのかというと、正直それが正解ではありません。当相談所では、活動の指標のひとつに下記の7つのステップを提唱しています。

出会う→連絡先の交換→デート→告白→お付合い→プロポーズ→結婚

今どこの段階にいて、次のステップはどこなのか?を理解して先に進むことが非常に大切になります。
闇雲にでも活動することは大切ですが、何かしら壁にぶつかってしまい、モチベーションが下がるか活動量が減ってしまう人がほとんどです。だからこそ、この分析が大切になります。そして、一緒に対策を練るという、結婚相談所に入会する醍醐味でもあります。もちろん、相談所の方針によっては別のやり方で対応するところもたくさんありますよ。


その後のふたりの成果は?

飯田さんは、一カ月目のお見合いで出会った吉田さん(仮名)から告白をされ、婚活をはじめてからニカ月目の終わり頃に交際がスタートしました。吉田さんは県外出身。大手企業に勤務する関係で引っ越してきたそうです。年収は1,000万近くあり、年齢は飯田さんのふたつ上。明るくアクティブな性格の男性でした。
条件的には悪くなく、フィーリングも合いそうとのことでしたが、一点気になるのは、吉田さんの職場が実家から90分ほど離れており、こちらに住んでもらうのは少し難しいかも…ということ。ただ、せっかく告白してもらえたので、とりあえず交際してみることになりました。

勝俣さんは、ニカ月目に出会った男性から告白をされました。勝俣さん的にも悪くはないかなと思ったそうですが、結婚する決め手がないとのことで告白は保留に。数週間後に交際をOKしましたが、男性が保留にされたことで少し冷めてしまい、その雰囲気に嫌な感じがした勝俣さんからお断りをすることになりました。交際して一カ月も経たない間の出来事でした。
その時点で他に候補の男性がおらず、ゼロからのスタートに勝俣さんは少しモチベーションが下がってしまったそうです。同時進行していたマッチングアプリもなかなかうまくいかず、「いいな」と思った男性は結婚する気がなかったり遊び目的だったりと、勝俣さんが真剣になればなるほど、相手の気持ちとのギャップに疲れていってしまったそうです。


ご縁とタイミングで婚期は決まるし、逃すこともある

入倉さん:おふたりの活動を拝見し、5カ月目の時点で「これが人生なのかな」と感じました。ほぼ同じような条件で年齢も近いおふたりでしたが、結婚活動のやり方ひとつでここまで明暗が分かれる結果になりました。
ご縁とタイミングは正直どこに転がっているかわからないですし、どんなに優秀な婚活カウンセラーだったとしても、この婚期を判断するのは非常に困難になります。ただ、結果にこだわらず、まずは先に進むことを意識して7つのステップをどんどん右側に進めることができると、結婚できる可能性も高くなると考えています。


そして結婚活動は五カ月目へ突入

飯田さんは吉田さんと順調に交際を続けました。飯田さんはアパレル関係で平日休み、吉田さんは製造関係で土日休みと休日が合わないものの、お互いに調整しあって県外へデートに行くこともしばしば。お互いの距離が縮まるのを感じる、実りのある五カ月目だったようです。

入倉さん:当相談所では、交際がスタートしたらすぐに親御さんへの挨拶と将来の話を早い段階でするように勧めます。一般的な交際ですと、この将来の話がすごく先になってしまう人もいるのですが、意図的にこの会話をすることによって結果(結婚)に結びつく、もしくは結婚する意志のない相手を見分けることができます。

飯田さんはこのアドバイスを受けて、吉田さんに積極的に将来の話をするようにしました。双方の親御さんへの挨拶も交際ニカ月で無事にクリア。挨拶の時点で、お互い結婚の意思があることを伝えました。
この時点では、早くても一年後くらいに入籍したいという話でした。しかし、お互いに結婚に対する意識が高まったこともあり、なんと交際半年で吉田さんからプロポーズ!もちろん飯田さんも承諾をして、無事プロポーズが成功しました。そして三カ月後、一粒万倍日と天赦日が重なる縁起の良い日に無事入籍したそうです。

飯田さんが心配していた実家の近くに住みたいという条件は、吉田さんとの話し合いの中で、まずは彼の仕事を優先して、吉田さんの職場の近くに住むことに。将来的にマイホームを実家の近くに建てるか、職場の近くに建てるかは、追々の検討となりました。
結婚相談所に入会した当初は、飯田さん的にも一番こだわりたい条件でしたが、実際に運命の出会いがあった時には、相手の条件も考慮して優先順位が下がったみたいです。住む場所については飯田さんの両親も理解を示してくれたそうで、結婚生活は順風満帆とのことでした。

一方、交際まで進展しなかった勝俣さん。またゼロからのスタートとなり、たくさんの男性に会いたいと思うもののモチベーションが上がらず、なかなか結果が出なかったそうです。連絡先を交換することができてもデートが続かない、告白をされても正直一歩が出ない…と進展しない状況が続きました。結局一年経過しても成果は出ず、気付いた頃には35歳を迎えました。


結婚相談所の上手な使い方は?

入倉さん:年齢も近く、タイミングもほとんど同じ、そして条件も似ていることから、おふたりの婚活が今後どのような展開になるのか、サポートする身としてはすごく興味関心がありました。まったく異なる結果となりましたが、今回のおふたりの活動から、結婚相談所の上手な利用の仕方というのが見えてくるかもしれません。

【結婚相談所を利用するメリット】
①自分が足りていない部分を補完してもらう
②過去の恋愛経験や婚活のやり方を客観的に見つめ直す
③受けたアドバイスをとりあえず試してみる

入倉さん:結婚相談所に入会するデメリットを費用面と考えられる方が多いですが、本人さえも気付いていない自分の個性を知ることができたり、成婚までの流れがスムーズになるようサポートしてくれるなど、費用以上の価値はあると考えています。

結婚が早ければ早いほどふたりの人生がはじまるのも早いわけで、ここに価値基準を設けるのであれば、一年一年が非常にもったいない!と感じるはずです。時間はお金に換算できるものではありませんが、その一年を結婚相談所の費用として考えた時、安いと思えるのであれば利用するのはありだと思います。

そして、今回の勝俣さんのケースは「ひとりだとうまくいかない」というわけではなく、自分の活動の仕方が結婚できないやり方だと成果に繋がらないと捉えていただければと思います。この選択が合っているのか?間違っているのか?で人生が大きく変わる可能性がありますから。もちろん、結婚相談所に入会したからといって、必ず結婚できるわけでもありません。今回とは逆の結果になることもありますしね。

いまいち結果に繋がらない方は、より自分に合った婚活方法を模索するために、結婚相談所を利用してみると良いかもしれませんね。入倉さん、今回もありがとうございました!

【取材協力】

入倉 秀(いりくら すぐる)
交際1,500組、成婚500組以上の実績を持つ「入倉結婚相談所」の代表を務める。
婚活に関わって10年以上の経験と参加者との関りで得た知識から結婚請負人として独身者をサポート。
著書「結婚活動必勝マニュアル」「最初のトーク術マニュアル」等。

入倉結婚相談所
●住所
松本市村井町北2・15・10 イエロービル202
●電話
090・4597・9915
●HP
https://www.irikurakekkon.com/

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