信州･高遠そばのすばらしさに魅せられた店主が打つこだわりの一品「蕎麦 きし野（きしの）」＠長野県伊那市

関西出身のご夫婦が、旅行で訪れた際に出合った「高遠そば」に魅せられ、移住・開業した「蕎麦 きし野（きしの）」。店主が伊那市内にあるさまざまな名店で修業し、磨いた技で打ったそばを味わうことができます。
通常そばは十割（中太切り）と二八（細切り）の二種類ですが、高遠城址公園の桜の時期は二八のみを提供します。材料にもこだわり、十割は高遠に古くから伝わる入野谷の在来種を、二八は高遠産を使用することで香り高く深い味わいを実現しています。

製粉にこだわることでおいしさを引き出しています。十割は実だけを製粉し、甘さを追求。二八は外殻も一緒に製粉することで香ばしさとのど越しをバランスよく仕上げています。

人気のメニューはやはり伝統的な高遠そば。辛味大根や焼き味噌を入れた辛つゆで味わうそばの味は絶品です。高遠を訪れたら一度は食べてみて！

香り高いそばを高遠の伝統的な食べ方で味わう「ニ八そば高遠」（1,000円）（麺量170g）。

とろろ、おろし、わさび、辛味大根などその他のメニューのつゆは、関西出身ならではの出汁が香るすっきりした味わいです。

ごま味噌またはさんしょ味噌で味わう「五平餅」（1本300円、2本500円）。

◆メニューの一例◆
二八そばとりおろし　　1,150円
二八そば辛味大根　　950円
十割そば高遠　　1,550円 ※鑑桜期は除く

そば／ 二八、十割
つゆ／ 本枯れ節、鰹節、室鯵節、鯖節、羅臼昆布

武家屋敷を改装したという店内は洗練された雰囲気です。

古き良き日本を感じる佇まい。

（こちらの記事は、長野Komachi2023年5月号“おいしいそば”特集に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください）