温泉街の昭和レトロな喫茶店。ほろ苦さと深いコクが特長のコーヒーや昔懐かしいナポリタンを味わえる「喫茶あもん」＠長野県千曲市

昭和レトロの魅力が若者を中心に注目を集めて久しいが、私ももれなくそのうちのひとり。千曲市の戸倉上山田温泉にひっそり佇む「喫茶あもん」は、まさに昭和にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな純喫茶。昭和52年創業し、現在は二代目として林欣克（はやし よしかつ）さんが切り盛りしています。

店内は落ち着いた照明に照らされており、オープンカウンターとテーブル、ソファチェアがレトロな雰囲気を漂わせます。カウンターの隣の棚には、マスター・林さんが学生時代から集めているレコードやギターフィギュアのコレクションがずらり。

映画のロケ地にも選ばれたことがあり、映画好きもしばしば来店するのだとか。

「喫茶あもん」の「ブレンドコーヒー」（400円）は、ブラジルや東ティモールなどの豆を使用。コーヒーらしいほろ苦さと深いコクが感じられて絶品。以前、長野県庁付近で移動販売を行っていたコーヒー店「Beans Studio」と試行錯誤して開発したそうですよ。

「昭和のスパゲティナポリタン」（700円）は、地元・千曲市で作られたケチャップをたっぷり使用しており、濃いめの味付けが好みの私にとって格別な味わい。

旅好きの林さん。海外旅行の際には現地のファーマーズマーケットでコーヒー豆を購入し、おいしかったものをお店でも提供するという。

※長野Komachi2025年5月号に掲載された内容です。最新情報をご確認の上、ご利用ください。

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