8/20(水)オープン!「とんかつ味楽亭 古里店」上田の人気とんかつ店が暖簾分け!シャトーブリアンを使用した限定メニューも登場@長野県上田市
6/3(水)オープン!松尾さんご夫妻が94年の歴史を引き継いで「日野出食堂」を復活!上田市のソウルフード「馬肉うどん」や人気のかつ丼など♪※ランチのプレオープン中@長野県上田市
公開日:2026/05/29

長野県上田市の別所温泉エリアにある「日野出食堂」が、2026年6月3日(水)にグランドオープン。5月1日(金)~6月1日(月)までプレオープン期間として、ランチのみの営業を行ってきましたが、6月3日より昼・夜ともに食事が楽しめる食堂として新たなスタートを切ります。
「日野出食堂」といえば、上田市では知らない人はいないほどの老舗で、2025年8月に惜しまれつつも94年の歴史に幕を下ろしましたが、この度、新しい店主を迎えて復活することに。看板メニューは、前店主から引き継いだ上田名物「馬肉うどん」。ほかにも、人気の「かつ丼」や「ざるそば」など、食堂ならではの親しみあるメニューがそろっています。ドリンクも、定番の生ビールやハイボールから店主こだわりのクラフトビールなどを提供。松尾さんご夫妻が引き継ぐ思い出の味を、趣のある店内で味わってみてくださいね。



〈Index〉
▶新しい店主は、移住してきた松尾さんご夫妻
▶お店がオープンを迎えるまで
▶変わらない定番の味と、新メニュー
▶こだわりのドリンク
▶お店のことと、今後の取り組み
▶駐車場について
▶お店のデータとMAP
◆新しい店主は、移住してきた松尾さんご夫妻
新しい「日野出食堂」の店主となったのは、飲食店店長や寿司店の板前などの経験と柔道整復師の国家資格を持つ岐阜県出身の夫・松尾健太さんと、食が好きでカフェなどでの勤務経験がありながら、ピラティストレーナーの資格を持つ愛知県出身の妻・沙知さんご夫妻。ふたりはドイツで出会い、その後、タイ、ハンガリーと、計3カ国・約11年の海外生活を経て、2026年3月、3人のお子さんと一緒に上田市へ移住してきました。

2025年7月に3人目のお子さんを出産したあと、昨今の海外情勢の影響や家族の事情などが重なり、同年11月頃に家族で日本へ戻ることを決断。ハンガリーで続けていた仕事も一旦辞め、帰国後の住む場所はどこでもOKという状況だったので、ご夫妻で相談し、〈住みたいところに住もう〉ということに。妻・沙知さんが、過ごしやすい気候や自然が近くにある環境、そして首都圏へのアクセスを考慮して、長野か山梨の2県で家探しをしていたとき、2025年8月に閉店した「日野出食堂」を建物ごと継いでくれる人の募集を偶然見つけ、〈これだ!〉と思ってすぐ応募したそう。
その後、2026年1月に店舗の見学や面接などを経て、応募者のなかで熱量が最も高かったという松尾さんご夫妻に事業継承することが決定。そこからは怒涛のスケジュールで、3月に上田市へ本格移住、4月に店内の改修作業などを行い、5月1日(金)にプレオープンを迎えました。

「上田にきてまだ数ヶ月ですが、すでに子どもたちはこの場所で、地元に育てられている感じがします」と、沙知さん。移住者である松尾さんご家族を温かく迎え入れてくれた、地元の人たちとの〈人のつながり〉を日々感じているそうです。
◆お店がオープンを迎えるまで

店舗について、「初めて見学で訪れたとき、まずこの建物に惚れたんです」と話してくれた、松尾さんご夫妻。店内に入ると、靴を脱いで畳に上がる。2階は大広間として使える。しかも目の前は、別所温泉エリアのなかでも多くの人が訪れる共同浴場「石湯」。この建物自体になんでもできそうな可能性を感じ、趣味でいろんな建物の間取りを見るのが大好きだという沙知さんも、ワクワクして妄想が止まらなかったそう。

しかし、前店主から引き継いだ店舗は、長年営業を続けてきたということもあり、水道管の破裂、ガスがつかない、トイレの水漏れなど、いろんな設備が限界を迎えていたそう。これまで大切にされてきた味のある建物ですが、内部はやはり手を加えないとお店としては使えない状態であることなどを踏まえ、3月から4月末までクラウドファンディングを実施。上田市在住の地元の人をはじめ、上田市出身の人や前店主の時に来店したことがある人、さらには国境を越えてハンガリーの友人など、予想を超えて多くの人が応援してくれたそうです。
▷「日野出食堂」クラウドファンディングについてはコチラ

店内のリノベーションをする際、クラウドファンディングで多くの人に愛され続けてきたお店だということをまじまじと感じたので、そんな地元の思い出の場所となっている店の雰囲気をなるべく壊さないよう、特に1階は『変えすぎないこと』を意識。以前は外から店内を覗くことができない閉鎖的な建具でしたが、扉などのガラスをすべて透明にすることで、開放的で外から店内が見える、オープンで明るい店構えに。さらに、店内から目の前の「石湯」が見えるように窓を造り、特等席としてカウンター席も設置されました。

「5月にプレオープンを始めると、地元の人や前店主の時の常連さんなどが足を運んでくれて、『引き継いでくれてありがとう』『(建物が)壊されなくて良かった』と、たくさんの人から声をかけてもらったのがとてもうれしかった」と、プレオープン直後を振り返る健太さん。腰の曲がった高齢のおばあちゃんが〈小さい頃から家族で食事に来ていた思い出の場所〉と話してくれたのが、特に印象的だったそう。




別所温泉は、観光客もさることながら、初詣やお墓参りなどで〈普段はあまり立ち寄らないけれど、年に一度は必ず来る〉という、ある意味特殊な常連さんも多い場所です。そんな理由もあって、同店で前店主の料理を食べて育った人がたくさんいる。いろんな家族の思い出がある。そんな温かみのある〈みんなの居場所としてバランス良く残したい〉というのが、松尾さんご夫妻の想いです。
「間口を広く構え、誰も取り残さない、老若男女が集う場所になればいいなと思います。我が出すぎると前の雰囲気はなくなってしまうだろうし、けど、そのまますぎても自分たちらしさが無くなる。自分たちがこの場所をどう生かせるかが大切。」と、健太さん。お店を作っている過程を見せた方が、みんなの居場所になるのではないかと、〈みんなにも一緒に作ってもらう〉〈長い歴史にみんなで新たな歴史を刻みたい〉との考えで、クラウドファンディングや店内のリノベーションを行ったそうです。

◆変わらない定番の味と、新メニュー
前店主のときの「日野出食堂」といえば、『味が濃い』という印象を持つ人も多いのではないでしょうか。常連さんいわく、以前は『全体体に味が濃い!甘辛い!それがいい!』という感じで、お客さんが自分好みに、自分で味を調整しながら味わっていたそう。そして、味付けが甘辛いのは、昔は砂糖が高級品だったので、甘い味付けの方がステータスだったためというのも理由のひとつではないかとのこと。
今回、松尾さんご夫妻が引き継ぐにあたって、調理を担当する夫・健太さんが何度も試作を重ね、薄すぎず濃すぎず、うまく中間をとったような、ちょうどいい塩梅の甘辛さになるよう調整。初めて同店のメニューを食べる人にも〈おいしい〉と感じてもらえるようにとの配慮も。また、食材は前店主の時と同じところから仕入れているものが多く、味が大きく変わらないようにすることを大切にしたそうです。

看板メニューの「馬肉うどん」。松尾さんご夫妻は、引き継ぐと決まってから初めて同メニューを食べた時、想像していたよりも食べやすい味で驚いたそう。お肉の臭みも感じず、あっさりといただけます。



人気の「かつ丼(日替わりの漬物とみそ汁付き)」は、以前の『甘い!濃い!』という印象を失わないようにキープ。家庭料理に近いような、玉子にもしっかり火が通っている無骨なところが特長です。


〈日野出食堂〉と描かれた器も印象的です。

「ざるそば」や「かけうどん」などに使うカエシは、煮干し・昆布・カツオ節の独自配合で、しっかり寝かせてダシを取っているのがおいしさの秘訣。麺は、前店主と同じ製麺所から仕入れています。常連さんの中には「かけうどんのダシだけ売ってほしい!」という人もいるほどだとか。「やっぱり地元の人に味を褒められるとうれしいですね」と、健太さん。

また、プレオープンしてから追加したのが、「馬肉丼」と「もつ煮定食」。「馬肉丼」は、〈せっかく馬肉うどんを提供しているのだから、それなら馬肉丼も…〉と、新メニューに。今後、向かいの「石湯」の温泉で作った温泉たまごを馬肉丼に乗せたいと、現在試作中だそう。「もつ煮定食」は、もともとメニューにあった「もつ煮(単品)」を注文する常連さんから〈ごはんをつけて定食にしてほしい!〉というリクエストが多数あり、メニューに加わりました。
さらに、グランドオープン後は、健太さんの板前経験を活かして、海鮮系の新メニューも追加していきたいと考えているとのこと。地産地消で信州サーモンの料理のほか、リクエストが上がっている馬刺しの寿司などを検討中だそうです。ほかにもお客さんの意見を取り入れながら、工夫していきたいそう。


《食事メニュー》
◎馬肉うどん 900円
◎ざるそば 700円
◎山菜うどん・そば 各900円
◎かけうどん・そば(温) 各600円
◎ラーメン 800円
◎かつ丼 1,100円
◎ワサビ田サーモン丼 1,400円
◎馬肉丼 1,000円
◎もつ煮定食 1.100円
◎唐揚げ 2個 440円、4個 660円、6個 990円
◎冷奴 400円
◎もつ煮(単品) 700円
◎馬刺し 1,000円
◎信州サーモン刺身 1,100円
※価格は変更になる場合があります
◆こだわりのドリンク
ドリンクメニューは、妻・沙知さんが担当。常連さん向けの、生ビールやレモンサワーなどの定番に加え、沙知さんがセレクトした「Nobara Homestead Brewery(ノバラ・ホームステッド・ブリュワリー)」のクラフトビールや、漢方由来の「伊良コーラ」もラインアップ。さらに、グランドオープン後は、上田市のビストロ&ナチュラルワイン専門店「Fika(フィーカ)」のおすすめナチュルワインもメニューに仲間入りする予定だとか。

長野県・青木村で醸造を行う「Nobara Homestead Brewery(ノバラ・ホームステッド・ブリュワリー)」のクラフトビール。キリっとした味わいで、風呂上がりにピッタリな「Barbizon / Saison」(1,100円/写真・左)、エルダーフラワーを使った甘い香りが特徴の「Utakata / Pale Ale」(1,100円/写真・中)、上田市で栽培されたソーヴィニョン・ブランの搾りかすを浸潰し、柑橘のアロマの余韻が漂う「CHLOE」(1,500円/写真・右)の3種類を用意しています。

漢方由来のクラフトコーラ「伊良コーラ」。これまで同店に来たことがない若者などの、来店するきっかけになってほしいそう。テイクアウトもOK!
《ドリンクメニュー》
~アルコール~
◎生ビール(アサヒ) 650円
◎瓶ビール(キリン) 700円
◎ノバラブリュワリー 1,100円~
◎別所酒(300ml) 1,500円
◎角ハイボール 550円
◎レモンサワー 500円
~ノンアルコール~
◎ノンアルアサヒゼロ 500円
◎ウーロン茶 400円
◎ジンジャエール 400円
◎伊良コーラ 700円
◎林檎ジュース 500円
◆お店のことと、今後の取り組み
「これからも愛され続ける場所でありたいですね。温泉地なので観光客にも来てほしいし、もちろん、地元の人にも。」と、夫・健太さん。長年の海外生活の経験から、妻・沙知さんは日常会話程度の英語が話せるので、外国人観光客の対応もOK。〈地元の食堂〉というローカルな日本を、外国人にも体験してもらいたいとの思いも。プレオープン中も、地元の人と外国人観光客の交流など周りも和やかになるようなほほえましい場面が多数あったそうです。

また、2026年夏頃には、店内2階に『休養』をコンセプトにしたセレクトショップもオープン予定。今回、松尾さんご夫妻が掲げる2大テーマが〈人の身体〉と〈食〉。ふたりとも、これまでこの2つのテーマに関わる仕事をしてきたため、1階では「食堂」を、2階では身体を癒やすグッズを販売する「セレクトショップ」を展開。扱う商品は、テーマの通り「休養」に関するものをセレクトし、外湯で使えるバスグッズやお香、茶器・マグカップなど、沙知さん自身が良いと思うものを並べる予定。

「きっと店のことを何も知らなかったから引き継げた。長年店を知る地元の人よりも、それがちょうど良かったのかもしれない」。年配客や地元の人、そして若者や外国人まで、さまざまな人が気軽に立ち寄って交われるオープンな場所として、松尾さんご夫妻がつくる「日野出食堂」の新たな歴史が始まります。

店舗は別所温泉 外湯、真田幸村隠しの湯として知られる「石湯」の向かい、白いノレンが目印です♪
◆駐車場について
駐車場は、同店左隣の「石湯前駐車場」に2台分スペースがあります。ただし、日中11時~15時までの利用なので注意が必要。昼の満車時および夜の来店時は、「観音前駐車場」や「観音下駐車場」などの観光駐車場を利用してくださいね。


photo&text:Web Komachi編集部 Shioyama
【長野県の情報サイト Web Komachi】
●グランドオープン日
2026年6月3日(水)
●住所
長野県上田市別所温泉1632
●電話
080-8001-1087
●営業時間
〈~6/1(月)まで〉
プレオープン:11時~14時
〈6/3(水)以降〉
11時~14時、17時30分~20時
●定休日
火曜、日曜夜
●席数
21席
●駐車場
店舗横2台(11~15時の昼営業時のみ利用可能)
※昼の満車時および夜は近隣の観光Pを利用
https://www.instagram.com/hinode_bessho/
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