取材レポート
・コラム

飲食店と
ショップ

新店

イベント

観光・
おでかけ

NEWS

ビューティー
&ヘルス

子育て・
キッズ

家・LIFE

特集

ラーメン

TOP > 取材レポート・コラム

TOP > 飲食店とショップ

TOP > NewOpen 新店

7/6(日)オープン「crêperie Caline(クレープリー キャリーヌ)」そば粉100%のガレットと小麦粉不使用クレープの専門店!東京の人気店で経験を積んだご夫妻が諏訪湖近くで開業@長野県諏訪市

公開日:2025/07/04

諏訪湖畔の「石彫公園」から徒歩で約15分。上諏訪駅からもほど近い場所にある複合施設「ポータリー」北側に拡張された建物内の1階に、そば粉100%で作るガレットと小麦粉不使用のクレープを提供する「crêperie Caline(クレープリー キャリーヌ)」が、2025年7月6日(日)グランドオープン。通し営業なので、ランチ・カフェ・ディナーと、ライフスタイルに合わせた利用が可能です。

お店を営むのは、渡仏経験があり、東京都のガレット専門店で長年勤務してきた島貴史さんと真美さんご夫妻。老舗フランス菓子店やベーカリーやカフェなどでも経験を重ねてきたというお二人が手がける味を楽しむことができます。

「クレープリー キャリーヌ」がある複合施設「ポータリー」。お店は上諏訪駅から歩いて約8分。専用駐車場はありませんが、上諏訪駅近くには3時間まで無料の駐車場があるので、駅から諏訪市街地を散策しながら出かけるのもおすすめです。



〈Index〉
オーナーの島さんご夫妻について
パリもち食感とソバの香ばしさが秀逸なそば粉100%ガレット
米粉の優しい風味が素材の味を引き立てる小麦粉不使用クレープ
フランスの田舎にあるお店を思わせる居心地よい店内
お店のデータとMAP




オーナー・島さんご夫妻について

オーナーは福井県出身の貴史さんと、神奈川県出身の真美さん。東京都神楽坂に本店を構えるガレット専門店「ル・ブルターニュ」で長年勤務していたお二人ですが、諏訪への移住を考えるようになったきっかけは、今から約10年前に真美さんがお母さまと一緒に諏訪地域を訪れたこと。

以来、「深呼吸ができる、自然豊かな土地で暮らしたい」という想いをつのらせていたという真美さん。その気持ちに夫の貴史さんも賛同。さらに、都内のイベントに参加していた「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)」の東野華南子さんとの出会いが重なり、諏訪市に「クレープリー キャリーヌ」をオープンすることに。

ガレットとクレープを担当するのは、夫の貴史さん。製菓の専門学校を卒業し、老舗フランス菓子店で8年間の経験を積み、その後フランスへワーキングホリデーに。帰国してからは東京都「ル・ブルターニュ」で14年間勤務。ホール担当からスタートし、最終的には統括シェフまで勤めたそうです。

真美さんは、調理の専門学校を卒業。7年間勤めた「ル・ブルターニュ」以外にも、ベーカリーやグロッサリー、カフェといった飲食関係の仕事を幅広く経験。
その中で、小麦アレルギーなどに悩む人が多いことを知り、「小麦粉を使わないクレープを作って欲しい」と貴史さんにお願いしたのだとか。それから試行錯誤を重ねて、ようやく小麦粉不使用のクレープが完成。「Caline」のクレープには、そんな真美さんの優しさが詰まっています。

フランス文化に関心を持ち、それぞれがフランスへワーキングホリデーに出かけた経験を持つ島貴史さんと真美さんご夫妻。
ワーキングホリデーでは、ガレット発祥の地と言われるブルターニュ地方にも訪れたという貴史さん。ガレットに使われるソバと、ガレットを食べるときに欠かせないというシードルの原料・リンゴの栽培が盛んなブルターニュ地方。同じようにソバやリンゴの栽培が盛んな長野県にお店を開業されたのには、不思議な縁を感じさせられますね。

店名は諏訪の代表的な特産品「カリン」にちなんで「Caline」。フランスで女性の名前としても用いられるという「キャリーヌ」の優しい響きがいいですね。



パリもち食感とソバの香ばしさが秀逸なそば粉100%ガレット

ガレットの生地に使うのは、伊那産のそば粉と水、フランス産のゲランドの塩のみ。地元の製粉所に依頼するというそば粉は、外側の皮もほどよく含み、香りが豊か。生地をひと晩寝かせることで、表面はパリッと、中はもっちりとした食感が引き出され、表面に塗られた有塩バターのコクとの調和も見事な仕上がりです。

ワンプレートにコンプレット(ハム・チーズ・たまご・野菜)とミニサラダ、ドリンク1杯がセット「平日限定ランチセット」1,400円。

画像は平日限定のランチメニュー。ドリンクはフランス産のシードルをチョイス。野菜は季節によって変わり、取材時はズッキーニとトマトのあざやかな組み合わせ。信州産のハムやズッキーニのように、「今後はさらに開拓し、地元食材を積極的に取り入れてきたいと思っています」と真美さん。

ガレットは5~8種類ほどの定番メニューに加え、本日のガレットや季節限定のガレットも提供予定。どんなラインナップになるか楽しみですね。



米粉の優しい風味が素材の味を引き立てる小麦粉を使わないクレープ

クレープ生地には、米粉・卵・牛乳・三温糖を使用。ひと口に小麦粉不使用と言っても、理想の食感と風味を引き出すために、「ずいぶん苦労しました」と貴史さん。しかし、数種類の米粉をブレンドするなど、工夫を重ねた結果、優しい甘さともっちりとした食感を備えた理想的なクレープ生地が完成。

「バター・砂糖」のクレープ(単品700円、平日限定ランチセット注文の人は+400円で追加オーダー可)と「アイスラテ」(600円)

画像は、フランス産のブラウンシュガー「カソナード」と、有塩バターでシンプルにいただく「バター・砂糖」のクレープ。ジョリジョリとしたカソナードの食感と甘みに、有塩バターのコクと塩味が重なり、甘じょっぱさが後を引く一品。食材の味を引き立てる、クレープ生地の優しく素朴な味わいも見逃せません。

「アイスラテ」は、お隣「AMBIRD coffee&tea」に焙煎を依頼した、同店オリジナルブレンドの珈琲豆を使用。ミルクの中に、どっしりとした深みのあるコーヒーの味わいが感じられ、「バター・砂糖」のクレープとの相性も抜群です。

ドリンクはほかに、「はちみつ・レモン」クレープにおすすめの紅茶のほか、長野産りんごジュースなどもありますので、好みに合わせて選んでくださいね。



フランスの田舎にあるお店を思わせる居心地よい空間

土を混ぜたベージュの漆喰塗りの壁に、腰壁や床、テーブルを彩る木材には古材を使い、どこか懐かしさを感じさせる店内。まるでフランスの田舎にあるレストランのようで、のんびりとティータイムを楽しんだり、読書をしたりと、思い思いに寛げる雰囲気が漂います。

店内にはカウンター席のほかに、テーブル席やテラス席も用意。
営業時間は、「保育園のお迎え前など、ちょっとした時間にも気軽に立ち寄ってもらいたい」と、通し営業に。地元の人にとって身近な存在として「”あそこに行けばガレットとクレープが食べられる”と、長く親しんでもらえれるようなお店になれればいいなと思っています」。そう言いながら笑顔を交わすご夫妻の姿が印象的でした。


お店は、「Rebuilding Center JAPAN」(通称:リビセン)がリノベーションを行い、(株)すわエリアリノベーション社が運営を手がける複合施設「ポータリー」の一角にオープン。

上諏訪駅から近いだけでなく、少し足を延ばせば諏訪湖や、高島城・高島公園といった観光スポットにも恵まれた立地。地元の方はもちろんですが、諏訪観光に訪れた際には、ぜひ「crêperie Caline」のガレットとクレープを味わってみてはいかがでしょうか。

さらに今後は、フランス菓子店で修業した経験を生かして、持ち帰り用の焼菓子なども提供する予定なのだとか。お店のこれからの展開にも大注目です。

長野県の情報サイトWeb Komachi

crêperie Caline
(クレープリー キャリーヌ)
●オープン日
2025年7月6日(日)
●住所
長野県諏訪市諏訪2-2-1 ポータリー1階
●電話
現在準備中
●営業時間
【平日】11:00~21:00(20:00LO)
※平日ランチは11:00~14:00LO
【土・日曜、祝日】9:30~21:00(20:00LO)
●定休日
火・水曜
●席数
店内18席、テラス4席
●駐車場
なし
●備考
カード可・電子マネー可 ※但し、現在準備中のためオープン当初は利用できない可能性あり
●Instagram
https://www.instagram.com/creperie__caline/


画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。