【新店オープン】「ボクノポテト」元サッカー選手が店主！無農薬で自家栽培したじゃがいもを使った絶品フライドポテトを堪能＠長野県松本市

長野県松本市島内の住宅街にあるレンタルスペース「YOLOS Matsumoto（ヨロス松本）」で、松本市のプロサッカーチーム「松本山雅FC」に所属していた安東輝（あんどうあきら）さんが店主（コンセプター）のフライドポテト専門店「ボクノポテト」が2025年8月にオープン。自家栽培した無農薬じゃがいもを使ったフライドポテトを、自家製ソースと一緒に味わえます。

INDEX
▶「松本の地域の人たちを笑顔にしたい」店主（コンセプター）・安東さんの思い
▶ 揚げたてのフライドポテトと8種の自家製ソース
▶「大分と松本の組み合わせが僕らのアイデンティティ」地元発のドリンクを松本で。
▶ 店舗情報とMAP

「松本の地域の人たちを笑顔にしたい」店主（コンセプター）・安東輝さんの思い

大分県出身。「松本山雅FC」に所属していた元プロサッカー選手。2023年に現役を引退し、2024年から中村漆器で会社員として働く傍ら、「何か面白いことをやってみたい」と農業にチャレンジ。
「会社員の仕事を一生懸命やるのはもちろんなんですけど、やっぱり自分でなんかやったら面白いよなっていう気持ちもあって」と安東さん。

農業は今年で2年目。はじめは人参やレタスなど多種多様な野菜を育てていたそうですが、中でも特にクオリティが高かったのがジャガイモ。今年からは、「キタアカリ（ジャガイモの品種）」一つに絞り、無農薬で栽培。「すっごいよく育った」と笑顔で語ります。

「松本の地域の人たちを笑顔にしたい！」と考え、フライドポテト専門店を開業。安東さんの幼馴染で食べ歩きと料理が好きな平川さんとタッグを組み、”ポテトに合うソース作り”がスタート。試行錯誤を重ね、看板商品の「ボクノポテト トマトソース」をはじめとする2種類の専用ソースと、6種類のディップソースの合計8種類を完成させました。

揚げたてのフライドポテトと8種の自家製ソース

同店で提供されるフライドポテトは、注文を受けてから揚げるため、いつでも揚げたて。きたあかりの特長であるホクホク感と、噛むほどに感じられるやさしい甘みが楽しめます。

看板メニューの「ボクノポテト トマトソース」（800円）は、トマトや玉ねぎ、にんにくを2時間じっくり煮込み、甘みと程よい酸味に仕上げたソースがたっぷり。その上には、塩味とコクが特長のチーズ「ペコリーノロマーノ」が振りかけられています。
「子どもから大人まで美味しいと思ってもらえるように、プレオープン後もお客さんの感想をもとに味を調整しました。何回も試行錯誤をして、たどり着いた一品です」と平川さん。トマトの美味しさがダイレクトに感じられる味わいで、フライドポテトと相性抜群。

ディップソース（各50円）は定番の「ケチャップ＆マヨネーズ」「マスタード」のほか、信州産の味噌を2種類ブレンドして甘めに仕上げた「信州の味噌ソース」などを提供しています。

<メニューの一例>

• ボクノポテト（トマトソース or マヨソース）800円
• ポテト（プレーン）550円
• ミンナデポテト 1,450円

<オプション>

• ディップソース 各50円
  ・ケチャップ＆マヨネーズ
  ・マスタード
  ・チリソース
  ・明太マヨ
  ・カボスマヨ
  ・信州の味噌ソース

メニューは各種テイクアウト可能。

「大分と松本の組み合わせが僕らのアイデンティティ」別府発のドリンクを松本で。

「別所ブルワリー クラフトビール」各1,080円

もう一つの特長が、安東さんの故郷・大分県への想いを込めたドリンク選び。地元で人気の高い「別府ブルワリー」のクラフトビールを各種用意しているほか、大分県産のかぼすを使った「カボスソーダ」（単品400円／セット300円）も。
「自分たちの故郷である大分県のドリンクと松本でとれたじゃがいもの組み合わせは、自分たちのアイデンティティを示しています。ぜひ一緒に味わってください」と安東さん。

店内はテーブル席のほか、カウンター席を用意。

現在はレンタルスペースでの販売を行っていますが、今後は自分の店を構えることも計画中だそう。
元サッカー選手から農家、そして店主（コンセプター）へ。異色の経歴を歩む安東さんが作り上げた「ボクノポテト」は、松本の新しい名物として地域に根ざしていきそうになっていくのではないかと私は思いました。収穫から調理まで丹精込めてつくったフライドポテトを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

photo&text Web Komachi編集部 田中佑人