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カフェ&バー・古本屋・アートが融合する複合施設「雲ノ平商店」オープン!松本の街角に、山と街の交差点。2階は「むこうみね書店」@長野県松本市
公開日:2026/06/16

松本市、松本駅と「あがたの森公園」の中間に位置する場所にある「ZERO HUB」内に、山の気配と街のカルチャーが心地よく交差する「雲ノ平商店(くものだいらしょうてん)」が、2026年6月5日にオープン。
北アルプスの「雲ノ平山荘」が手がけるヨーロッパのバルのように気兼ねなく立ち寄れるカフェ&バーや機能性に優れた雑貨もそろうショップエリアをはじめ、知的好奇心を刺激する古本屋「むこうみね書店」、そして昭和の和室を活かしたノスタルジックなアートギャラリーが、1つの建物内に調和します。
カフェ&バーでは、ランチにもおすすめな究極のスタンダードを追求したホットドッグや登山客に人気のメニューをコーヒーやクラフトビールなどと一緒に楽しむことができます。
山荘のスピリットを日常のなかで体感できる複合スペースの魅力的な空間をフロアごとにご紹介します。



〈Index〉
~雲ノ平商店~
▶1F「Cafe & Bar / Shop」
こだわりのホットドッグや登山客を魅了してきた山荘の人気メニューなども提供!
▶2F「むこうみね書店」
雲ノ平山荘と10年来の絆を結ぶ店主・小谷田さんが営む古本屋
▶3階「Gallery」和室を活かしたアート空間
▶非日常の「山」から、日常の「街」をつなぐ「雲ノ平商店」
▶雲ノ平商店のデータ&MAP
◆1F「Cafe & Bar / Shop」
こだわりのホットドッグや登山客を魅了してきた山荘の人気メニューなども提供!

1階の「Cafe & Bar / Shop」は、山荘のスピリットと街のカルチャーが心地よく交差する場所。「ヨーロッパのバルのように、コーヒーやお酒を片手に軽食やおつまみをパッと食べて、また次の目的地へ出かけていくような、気軽で自由な場所」と話す店主の伊藤ご夫妻のこだわりが詰まった空間です。
松本の街を訪れた観光客も地元の人も、気兼ねなくふらりと入り込めるオープンな雰囲気。基本は立食スタイルですが、店内には椅子も配置されており、街歩きや登山の帰りに歩きなどで疲れたときは、座ってゆったりと休憩も可能。

看板メニューの「雲ノ平商店オリジナルホットドッグ」(800円 ※学割700円)には、素材へのこだわりがふんだんに。パンは、「雲ノ平山荘」のハンバーガーと同様に自家栽培の小麦でパンを作る神奈川県三浦市の名店「三浦パン屋 充麦(みつむぎ)」に依頼。神奈川県横須賀市の老舗「横須賀松坂屋」が手がける特製ソーセージを組み合わせています。それぞれのお店と相談しながらメニュー開発を重ね、上質でありながらも〈食べ飽きず、毎日でも食べたくなる味〉という究極のスタンダードを追求。
こちらはテイクアウトも可能です。

「雲ノ平山荘」で登山客を魅了してきた大人気メニュー「チキンムアンバライス」(1,200円)も提供。松本の街で楽しむことができます。
アフリカ・ガボン共和国の郷土料理であるこのメニューは、スタッフの提案から生まれ、同山荘の人気メニューに。ふんだんに使用したピーナッツバターの濃厚なコクと、トマトベースの爽やかな酸味が絶妙にマッチし、驚くほどご飯が進む一品です。たっぷり入ったお豆のホクホク感も楽しく、お好みでタバスコをかけてピリッと辛みをプラスするのもおすすめ。
こちらもテイクアウトに対応しています。

シンプルだからこそ素材の良さが際立つ「ハムトースト」(400円)も見逃せません。
ホットドッグ同様に「横須賀松坂屋」の上質なハムを贅沢に使用し、たっぷりのバターが染み込んだ満足感の高い味わいは、小腹が空いたときの軽食にもぴったりです。一番美味しい「出来たて」を味わってほしいと、こちらはイートイン限定の提供。

フードメニューと一緒に味わってほしいのが、豊かなコクと奥深い香りが特徴の「雲ノ平ブレンドコーヒー」HOT600円/ICE650円。

松本市の浅間温泉に焙煎所と店舗を構える自家焙煎珈琲店「みやちか珈琲」の豆を採用。深煎りの香り高い味わいは、山荘でも10年ほど提供し続けている特別な一杯です。

クラフトビールもラインナップ。昼下がりの一杯にも、旅の終わりの乾杯にも最適。コーヒーでもクラフトビールでも、その時の気分に合わせてお好みで至高の1杯を楽しめます。

さらに、同じフロアには、「雲ノ平山荘」のオリジナルグッズや、ラテン語で「雲の影」を意味するオリジナルブランド「nubis umbra(ヌービスウンブラ)」のアイテムなどが販売されています。

中には、一見すると「ただのビニール袋」のようなプロダクトも。実はこの袋の正体は、世界最強の繊維と言われる「ダイニーマ」という超高機能素材を使ったアウトドア用品。「ダイニーマ」は非常に軽量ですが鉄よりも硬く、これ以上に強靭なファブリックは存在しないとまで言われている素材だそうです。

店頭のプロダクトには、一目見ただけでは分からない価値が隠れている品もありますので、ぜひその驚きのスペックと開発ストーリーをスタッフに尋ねてみてくださいね。

◆2F「むこうみね書店」
「雲ノ平山荘」と10年来の絆を結ぶ店主・小谷田さんが営む古本屋

1階の活気あるバルの雰囲気から一転、階段を上がっていくと、そこには心地よい静けさと本の香りが漂うフロアが広がっています。ここに店を構えるのが、「雲ノ平山荘」と10年来のつながりがあるという小谷田裕美子さんが営む古本屋「むこうみね書店」です。

静岡県出身の小谷田さんと「雲ノ平山荘」との出会いは、2016年の夏。大学院生だった頃、大学時代に活動していた山登りサークルの先輩が別の山小屋で働く姿に刺激を受けたといいます。小谷田さんも「一度も行ったことのない美しい山域で働いてみたい」と応募したのがきっかけでした。
大学院を修了するまでの3年間、毎年夏になると山荘スタッフとして勤務。その後、教育関係の仕事に5年間従事しながらも、京都の古本屋街で憧れた「いつか自分も、あの静かな古本屋の奥の席に座りたい」という夢を、心の片隅で大切に温め続けていたそうです。

転機が訪れたのは、長野県への移住。カフェの棚やシェアスペースの一角を借りる形で古本屋をスタート。さらに2年前までは山荘にも上がり、現在は物資の運搬という麓での重要な役割を担っているという小谷田さんのもとに、今回の「雲ノ平商店」の立ち上げ構想が舞い込みました。
「大好きな山小屋の仕事も続けたい」という想いもあった小谷田さんにとって、「雲ノ平商店」は2つの夢を同時に叶える場所に。

「むこうみね書店」には、「雲ノ平山荘がそうであるように、多様な視点が混ざり合うような書店にしていきたいと思っています」という小谷田さんの言葉通り、自然から繋がるアートや芸術の本をはじめ、社会学、哲学、思想などの人文学系にいたるまで、多彩なジャンルの本が横断的に取り扱われています。
子どもから大人まで楽しめる絵本なども顔をのぞかせます。「お店に足を運んでくれた方が、何かひとつでも『いいな』と思って手に取ってもらえるように」という小谷田さんの優しい想いが、本のラインナップにも表れています。
●Instagram
https://www.instagram.com/mukouminebooks/
◆3階「Gallery」
和室をそのまま活かしたアート空間

さらに階段を上がると、そこには昭和40年代に造られたと思われるノスタルジックな「和室」の空間が広がっています。

和室の佇まいを、アートギャラリーとして活用した空間には、雲ノ平の雄大な自然に触発されて生まれたアート作品たちが並びます。

ギャラリー内に展示されている作品は、一部の非売品を除き、実際に購入することが可能です。雲ノ平の山々が育んだ芸術の気配を、日々の暮らしのなかに迎え入れる。そんな一期一会の出会いを探しに、ぜひ3階まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
◆非日常の「山」から、日常の「街」をつなぐ「雲ノ平商店」

北アルプスの最深部、標高2,600メートルに位置する「雲ノ平山荘」。この孤高の山小屋の歴史を切り拓いたのが、現代表・伊藤二朗さんの父・伊藤正一氏です。終戦時、まだ未開拓地が残されていた北アルプスで、最も奥深い黒部源流一帯を自ら開拓したのが「雲ノ平山荘」のはじまり。

2代目の二朗さんらが、2020年から山荘でスタートさせた取り組み「雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」は、単にアーティストを支援するためだけの枠組みではなく、自然を舞台に、多様な分野の表現者たちが交流を深めながら新しい文化を醸成していくことを目的としたプロジェクト。

これまで自然は、レジャーやアクティビティーといった観光産業の文脈で語られることが多く、ある種「消費的」に扱われることがほとんどでした。そんななかで、「自然を消費するだけでなく、文化や暮らしを育む価値の源泉として捉え直すべきではないか」という問いかけに表現者を巻き込む仕組みとして考案されました。
アーティストたちそれぞれの感性で見出す自然が、まったく異なる視点や表現を生み出し、それに接した人たちの見え方も変化していく。雲ノ平山荘では、こういったプロジェクトを継続的に行うことで、アーティストや科学者たちとの繋がりを生み、新しい文化のあり方を育んできました。

「雲ノ平商店」店主の伊藤二朗さん、⿇由⾹さんご夫妻
その広がりを、「非日常の空間である北アルプス・雲ノ平という場所だけにとどまらず、日常に根差した場所で、またみんなが集まれる、表現ができる、そしてそれを経済活動として「社会に実装していく形」を作りたい」。そんな想いから、この「雲ノ平商店」が誕生しました。 松本の街角から、都市の日常と山の自然が心地よく混ざり合う、新しい物語が始まります。

(くものだいらしょうてん)
●住所
長野県松本市中央3-1−24
●電話
050-8892-1981
●営業時間
月・水・木・日曜 12:00~20:00
金・土曜 12:00~21:00
●定休日
火曜 ※詳細はInstagramを参照
●駐車場
なし ※近隣に駐車場あり
●備考
支払い→カード可、電子マネー可
https://www.instagram.com/kumonodaira_shoten/
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。





















