取材レポート
・コラム

飲食店と
ショップ

新店

イベント

観光・
おでかけ

NEWS

ビューティー
&ヘルス

子育て・
キッズ

家・LIFE

特集

ラーメン

TOP > NewOpen 新店

本格デミグラスソースが主役「洋食亭Demi(デミ)」 オープン!長野で注目の創作料理の名店オーナーシェフが手掛ける洋食店@長野県長野市

公開日:2025/06/02

長野県長野市の長野市役所と長野市芸術館近くの閑静なビル2階に2025年5月15日にオープンした洋食店「洋食亭Demi(デミ)」。創作料理を提供する名店「Ristorante Narvalo(リストランテナーヴァロ)」オーナーシェフソムリエの本郷善貴さんが手掛ける欧風洋食店。その時期に手に入る新鮮な野菜を使用するなど素材選びにこだわり、野菜をとけるまで丁寧に2日間じっくり煮込むことでとろみをつけたデミグラスソースが自慢です。看板メニューは、その特製デミグラスソースをたっぷりかけたチキンカツ「デミチキ」。現在は1つのメニューのみのですが、今後は料理に合わせて味わいを変えたデミグラスソースを使った洋食メニューも登場予定。さらにはデザートメニューも計画中。


「おいしいデミグラスソースを気軽に食べられるお店を作りたい」オーナー・本郷善貴さん

オーナーの本郷さんは、東京・築地の名だたる料亭で腕を磨いたのち、「幅を広げたい」と都内の人気イタリアンへ。キッチンだけでなく店舗運営も任され、シェフとして多彩な経験を重ねました。そして生まれ故郷の長野に戻り、2019年に隠れ家のようなレストラン「Ristorante Narvalo(リストランテナーヴァロ)」をオープン。現在では、ラウンジバー「Koto(コト)」やピッツァのデリバリー「ナーヴァロエピッツァ」、コンサル業など多岐に渡り事業を展開しています。

今回「洋食亭Demi(デミ)」の開業は、本郷さんが「長野に戻ってきて、おいしいデミグラスソースが食べられる洋食屋を自分で作りたかったから」という思いから。

「料理にこだわるのは当たり前で、それと同時に料理を作る本人を信用してもらうことも大事だと思っています。パーソナルな部分を信用してもらい、この人が作る料理だからこそ食べたいとなってほしいし、この人の料理を食べたら間違いないという圧倒的な存在でありたいですね」と本郷さん。


継ぎ足し式で日々、進化し続けるデミグラスソース

「毎日小さな鍋で作り、継ぎ足しながら仕込むデミグラスソースは、“育てる”ソースなんです。日々味が変わっていくんです。深く、しっとりと、どこかほっとする味わい。その変化も楽しんでもらえたら」と本郷さん。

1から手作りするデミグラスソースは、野菜の種類や状態に応じて、酸味の強弱なども丁寧に調整。毎日訪れても新しい味に出会えるように工夫がされています。一般的には小麦粉でとろみをつけることが多いなか、同店では一から手を加え野菜がとけるまで煮込むことで深みを作り出し、自然なとろみを表現しています。

オープンから1カ月間は、看板メニュー「デミチキ」のみとメニューを限定し、その味をしっかりと届けます。

今後は、料理に合わせて味の変化をつけたデミグラスソースの魅力を感じてもらえるようにと新メニューが順次登場予定。オムライス、ハヤシライス、欧風カレー、煮込みハンバーグ、デミグラスナポリタンなど様々な洋食メニューを検討中だそう。


特製デミグラスソースとチキンカツの相性が抜群の看板メニュー「デミチキ」

「デミチキ」Demi・Poco(デミ・ポコ)(約200g)1,210円。
メニューはチキンカツの量で選べる3種類。

〈その他のデミチキメニュー〉
・Demi・Sotto(デミ・ソット)(約300g)1,540円
・Demi・Grande(デミ・グランデ)(約400g)1,870円
※ご飯大盛りはプラス150円

チキンカツには、国産むね肉を使用。下ごしらえで鶏肉は塩をかけて水分を抜き、デミグラスソースとの味のバランスを取りやすくするためのひと手間も。衣は欧風式で卵を使わず、フリットのようなパッタ液で揚げることで、サクッとした軽い食感を実現させています。

欧風式の衣はサクッと音を立てるほどの揚げ上がりで香ばしく、中からはジューシーでやわらかな鶏肉が。そこにデミグラスソースがさらりと絡みます。この日のデミグラスソースはトマトが加わりやや酸味のある仕上がりで、口当たりは軽やか。

付け合わせには、口の中をリフレッシュさせる野菜のマリネなどが添えられ、一皿で多様な味わいが楽しめます。(取材時には、新玉ねぎのポタージュとキャベツと人参のマリネ)


隠れ家のような落ち着いた空間で

カウンターは6席。

テーブル席は、4人用1席、2人用2席。

緑色の外観が目印。階段を上り2階が店舗になります。

夜は同じ場所でラウンジバー「Koto」として営業。「洋食亭Demi」との明確な切り替えはなく、20時以降はそのままバーとしてお酒も楽しめます。

(Web Komachi編集部 text:久保田まゆ香、photo:山本朱美

洋食亭Demi(デミ)
●場所
長野県長野市鶴賀緑町1610-3 Mビル2階
●電話
090-6902-3084
●営業時間
ランチ→11:30~14:30(14:00LO)
ディナー→17:00~20:00(19:30LO)
●定休日
土・日曜
●席数
カウンター:6席
テーブル席:4人用1席、2人用2席
●駐車場
なし ※近隣に有料パーキングあり
●備考:
予約は席、料理ともにLINEと電話にて可能
公式LINE:https://line.me/R/ti/p/@699iqbwa
●Instagram
https://www.instagram.com/demi_yoshokutei/


画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。