約50年間同じレシピを継承し続ける老舗カレー専門店「カレーショップ 山小屋」万人に愛される”基本に忠実な普通のカレー”を味わって＠長野県長野市

長野県長野市にある「カレーショップ 山小屋」は、元祖納豆カレーで知られる老舗のカレー専門店。昭和にはじまり、平成、そして令和と地元住民に長く愛され続けている理由は、時代に合わせて多少の調整は行いつつ、基本に忠実に“普通のカレー”と真摯に向き合い続けているからなのかもしれません。

高遠町「BUTCHER」特製ソーセージがのった「ソーセージカレー」（1,400円）。ランチセットは11時から14時まで。

看板メニューの「元祖納豆カレー」。カレーはどれもサラダつき。

50年前から同じレシピを継承する肉の旨味と野菜の甘みが凝縮されたカレー。辛さは、定番の中辛と辛口がそろいます。トッピングも豊富。

カレーメニューを注文するとついてくるヨーグルトアイスは、創業時から変わらない味わい。「コーヒー」（550円）は伊那市の「KAICOFFEE」の豆を使用しています。

店を切り盛りするのは3代目店主の中村嘉郎（なかむら よしろう）さん。兵庫県でカバンメーカーに勤めたのち帰郷。「サンクゼール」のレストランにてマネージャーとして7年間勤務し、2018年より山小屋の3代目オーナーに就任。

「カレーショップ 山小屋」を継ぐことになったきっかけは、先代と中村さんのお父さんが友人だったことから。後継者を探していることが耳に入り、「長く続いてきた老舗店をこの街からなくすわけにはいかない」という思いで店を継ぐことを決意したという。

店主は変わっても店の味と過ごした思い出は変わることなく記憶に残り、不思議とまた食べたくなり店を訪れる。「今日もカレーがおいしい」。そんな普通の日常が何よりの幸せなのだと実感できるお店です。

昭和の趣を残す店舗。2階もあり。

※長野Komachi2025年夏号に掲載された内容です。最新情報をご確認の上、ご利用ください。

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