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一つ星レストラン「sio」の姉妹店「NAGANO」が7月1日オープン!その味をひと足先に堪能してきました!@小谷村

公開日:2023/06/28

有名レストランガイド一つ星「sio」を運営する株式会社sioが長野県内に飲食店をオープン。出店先は人口3,000人に満たない小谷村の一角です。

なぜこんなところに? と思われる人もいるかもしれませんが、以前より鳥羽周作シェフは同地域の新弁当をプロデュースするなど、ちょっとした関わりがあったんです。その一環で小谷村を訪れた際に、使われていなかった茅葺屋根の古民家を改装し、そこで事業を行う人を募集するんだという話を聞き、早速、村が公告したプロポーザルに参加しました。

かくして、正式に指定管理者として古民家再生プロジェクトを受託した鳥羽シェフ。受託後には何度もこの地を訪れ、その魅力や自然資源の素晴らしさを肌で感じたといいます。ちなみに、この場所を選んだ理由のひとつとして「旧来の『地方創生』という言葉に対して違和感があった。如何に地域に溶け込み、乳化していけるか。それを自分のスタイルで具現化したかった」と話します。

そして、いよいよ7月1日に迎えるオープン。新店舗には「NAGANO(ナガノ)」という屋号を付けました。地域にとらわれず長野県に住む人全員の力を借りたいという想いを込めたといいます。

このレストランではいったいどんな料理が展開されるのか! ひと足先にオープン間近の店舗に潜入。その料理を味わってきました!

鳥羽さんからこの新店舗を任されたのは、長野県上田市出身の白木シェフ(写真右)。都内の店舗にて鳥羽さんのもとで料理の腕を磨いてきました。

この新店舗。特筆すべきはこの空間の余白の使い方。広いテーブルに椅子は2脚。通常なら対面で2脚ずつ、計4脚設けたいと考えるスペースを、あえて二人席にすることで、ビジネスライクではない山村ならではのスローな時間を感じてもらえるよう意識したとのこと。席から望む大自然との調和は、このエリアならではの贅沢でしょう。

椅子は広島県の人気家具メーカー「マルニ木工」のもの。質感や座り心地はさすが、といったところです。

さて、いよいよテーブルに料理が運ばれ、実食!

ひと皿目から、もはや芸術作品のよう。信州の素材を使用したフィンガーフード(手でつまめる料理)です。どれもしっかりと素材のおいしさを感じられますが、特にsioの感性で創作した鹿肉のおやき(写真右下)は、鹿肉の強い旨みを残しつつ、絶妙なスパイス加減でジビエ独特のクセは抑えられ、中の餡だけでも十分おいしいんですが、それ以外にも、これを包む皮の薄さなど、この小さな料理の随所にシェフのこだわりが見られます。
と、あんまり料理解説をしてしまうと、訪れる楽しみがなくなってしまうので、以降はさらっと紹介。

ガレットや、

ラビオリ。

小谷村に自生する香草を使用した炊き込みごはんには、川魚の黄金いくらをたっぷりとかけて。

ちなみに、これはディナーで提供予定のコースの一部だそうで、ランチタイムには東京の店舗で数多くのグルマンを唸らせている、“あの定食”が、長野県バージョンで提供されるんだって。

そう、“あれ”です。

鮭だけでご飯を何杯もおかわりしたくなるっていう“あれ”。

見よ、この美しく堂々とした存在感。添えてある大根おろしですら繊細に味付けをされており、一見、普通の定食に見えるのに、食べてみると旨すぎて全然普通じゃない、究極の定食です。

ね、食べたくなったでしょ?
気になる方は、ぜひ小谷村まで足を運んでみて。

●住所
長野県北安曇郡小谷村千国乙832-4
●営業時間
ランチ11時~14時30分(13時30分LO)、ディナー17時~22時(19時LO)
●電話
0261-88-0590
●席数
16席
●駐車場
5台
●定休日
火・水・木曜


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