取材レポート
・コラム

飲食店と
ショップ

新店

イベント

観光・
おでかけ

NEWS

ビューティー
&ヘルス

子育て・
キッズ

家・LIFE

特集

ラーメン

TOP > 取材レポート・コラム

TOP > 飲食店とショップ

TOP > NewOpen 新店

9/12(金)オープン「パティスリーメゾンノノ」本場フランスで修業したパティシエールが手がけるお菓子店!※プレオープン9/6(土)9/7(日)【新店スイーツ】@長野県長野市

公開日:2025/09/01

長野市を一望する高台に、本場フランス仕込みのお菓子店「Patisserie Maison Nono(パティスリーメゾンノノ)」が、2025年9月12日(金)にオープン。※プレオープンは9月6日(土)・7日(日)

フランスで11年間修業したオーナーパティシエール西村望さんが、アルザス地方とバスク地方で親しまれている郷土菓子を提供。「ガトー・バスク クレーム」や信州産フルーツを使った「焼き込みタルト」、「クグロフ」、「フィナンシェ」をはじめ、賞味期限4時間の「クレームブリュレ」や「ババオロム(サバラン)」など、西村さんのこだわりが詰まったフランス菓子、具だくさんのキッシュなどを味わえます。



〈Index〉
フランスで11年修業して地元・長野で独立・開業!パティシエールの西村望さん
長野の食材を使ったフランス菓子で「元気になってもらいたい」
美味しいお菓子のこだわりは【ふわわふ・サク・とろりなどの食感と味のコントラスト】

9/6(土)9/7(日)プレオープン情報
お店の場所
お店のデータとMAP



フランスで11年修業して地元・長野で独立・開業!パティシエールの西村望さん

「パティスリーメゾンノノ」オーナーパティシエール 西村望さん

フランスで11年修業と経験を積んだ西村さんは、会社員から渡仏してパティシエールへ転身した経歴の持ち主。学生の頃からお菓子作りが大好きで、趣味として続けていく中で、「もっとフランス菓子を知りたい」と思いが強くなっていったのだそう。「本格的にやりたい」と決めた時、「フランス菓子をやるならフランスへ行きたい、っと思ったんです」と、笑顔で当時を振り返る西村さん。本場でお菓子作りを一から学ぶため、単身渡仏。

はじめに訪れたのは、ドイツとの国境近くにあるフランス・アルザス地方。現地でフランス語を学び、製菓学校へ通いながら地元のパティスリーとパン屋で修業し、パティシエとショコラティエの仏国家資格を取得。

このアルザス地方では、暮らしの中で地元のマルシェで生産者や客同士のつながりを通じて、土地で育まれる農産物の美味しさや食べ方を知ることができたのだとか。修業に加え、その経験も糧に、食材をいかしたお菓子づくりを学んだといいます。「焼き込みタルト」もそのひとつ。


製菓学校卒業後は、スペインとの国境近くにあるペイバスク地方・ビアリッツへ。1800年代から続く老舗パティスリーで3年間経験を重ね、スーシェフとしても活躍。
「パティスリーメゾンノノ」の看板商品の1つ「ガトーバスク」は、このペイバスク地方で学んだ郷土菓子です。


さらに、パッションフルーツやマンゴーなどの南国フルーツを使ったお菓子を手がける店でも経験を積みます。スパイスやハーブも扱うなど、シェフパティシエとして4年間、活躍の場を広げました。
「コンフィチュール(ジャム)」には、ここで培った技術が活かされています。


2024年、フランスから帰国。
当初、独立はフランスまたは長野で考えていたのだそうですが、地元・長野には西村さんのお祖父さまが住んでいた家があり、ハーブも育てられることから長野市平柴で開業を決意。「長野は果物も豊富で、冬が寒いので、私が見習いをはじめたアルザス地方と似ているんです。私の原風景です」と西村さん。




長野の食材を使ったフランス菓子で「元気になってもらいたい」

「家族や友人とともに食卓を囲む時間はフランスでは日常の風景。そんな幸せの中にお菓子があってほしい」。西村さんがフランスで体験してきたお菓子の価値は、美味しいだけでなく、心やカラダが喜ぶものであり、発見やワクワクをもたらす存在。
「お菓子を食べて元気を感じてもらいたいんです」。

だからこそ、「パティスリーメゾンノノ」が目指すのは、心やカラダにとって美味しいお菓子。長野県産の小麦粉と卵、長野県北信地域の果物をはじめ、国産の農産物も積極的に取り入れるほか、塩はスペイン・バスク地方で採れる「アニャナの塩」やフランスの「ゲランドの塩」、アーモンドは西村さんが感激したというスペイン産など、こだわりが凝縮された本場仕込みのフランス菓子を提案します。長野の果物とフランス菓子の融合を味わってくださいね。



美味しいお菓子のこだわりは【ふわわふ・サク・とろりなどの食感と味のコントラスト】

西村さんが追求する美味しさは、ふわわふ・サク・とろりなどの食感と味のコントラストを楽しめるお菓子。
看板商品の食感と風味が秀逸な「ガトーバスク クレーム」をはじめ、「クグロフ」、「フィナンシェ」などの焼き菓子、信州産の果物などを使った「焼き込みタルト」などのフランスの郷土菓子がラインナップ。

さらに、自家製プラリネのバタークリームやパッションフルーツとミルクチョコレートのガナッシュをサンドした「ダックワーズ」、濃厚でシナモンを効かせた賞味期限4時間のスイーツ「クレームブリュレ」、フランスのお菓子「ババオロム(サバラン)」など要冷蔵スイーツも並ぶほか、シャインマスカットやクイーンルージュなどを使った「フレジェ風」も検討中なのだとか。

「ガトーバスク クレーム」500円
スペインとの国境近くにあるペイバスク地方で学んだというフランス・バスク地方の郷土焼き菓子。長野県産の小麦粉に、たっぷりの発酵バターとフランス産赤砂糖、風味の良いスペイン産アーモンドパウダー、マダガスカル産のバニラを使って丁寧に焼き上げるのが西村さん流。中は芳醇なラム酒入りのカスタードクリーム入り。
バターやアーモンドパウダーなどの風味豊かなガトーバスク生地は、ザクッほろ食感が美味しさを格段に上げている印象。そこに、コクがありながら、さっぱりとしたラム酒香るカスタードクリームが見事に調和。味と食感と香りのコントラスが秀逸な焼き菓子です。

ほかに、信州産のスチューベン(ブドウ品種)・リンゴ・アンズなどの果物で作る自家製コンフィチュール(ジャム)を入れた「ガドーバスク」も予定されているほか、イチヂクとクルミとアーモンドクリームなどを組み合わせたオリジナルレシピも検討中なのだとか。とても楽しみです。

「クグロフ」450円
フランス・アルザス地方で愛されている発酵菓子。発酵バターと信州産の卵をたっぷり使った、リッチなブリオッシュ(パン)生地に、サルタナレーズンを練り込んでいます。「翌日トーストしても美味しいですよ」と西村さん。

また、同じくアルザス地方のお菓子「焼き込みタルト」も注目。
「プラム+クランブル」を組み合わせたシナモン風味、「りんごのフラン」、「りんご+シュトロイセル+カスタードクリーム」の組み合わせなど、信州産の果物などを使ったさまざまな「焼き込みタルト」に出あえます。
※画像は焼き込みタルトの一例。上から「タルトポム アルザシアン」「プルーンとクランブルのタルト」「桃とブラックベリー」

「フィナンシェ」300円~
「フィナンシェは、私の名刺代わりのお菓子です」と西村さん。発酵バター、スペイン産マルコナアーモンドなど、美味しい材料を選んで作ったという、おすすめの焼き菓子。しっとり食感で、アーモンドの風味が感じられた後、発酵バターの風味が口の中でふわーと広がりましたよ。
ほかに、ヘーゼルナッツや、チョコレートを用いたティグレもそろいます。


サブレ類は250円~。
フランス・グルノーブル産のクルミと沖縄の黒砂糖で作る「ガレット ノア」や、ココナッツを効かせたサクほろ食感「サブレ・ココ」(250円/画像手前)などを用意。

「パウンドケーキ」300円~
季節の果物やドライフルーツなどをたっぷり使った焼き菓子。
画像は、杏を練り込んだ生地にさらにドライアプリコットを加えたリキュール香る「あんずのパウンド」320円。リキュールシロップで仕上げた、しっとり食感のパウンドケーキは大人のおやつにぴったり。

こだわりの「ダックワーズ」も!
西村さんが美味しさに感動したというスペイン産アーモンドを使用した生地に、自家製プラリネを使った特製バタークリームとパッションフルーツとミルクチョコレートのガナッシュをサンドした要冷蔵の焼き菓子です。

「ギモーブ」300円
甘酸っぱいパッションフルーツ、自家栽培のブラックベリーなど果物の味をいかした、ふわもち食感のマシュマロ。ブラックベリーは素材の美味しさを楽しめるフルーティーな味わいでしたよ♪

キッシュは「トマトソースとキノコ」、「ロレーヌ」、「サーモン」などのレシピの中から1種類が登場します。

キッシュ「クルスタッド・トリアノン」550円
トマトソースとキノコとチーズがたっぷり入ったキッシュは、素材感たっぷり。具材の多さにも驚かされます。ポップアップイベントではすでにリピート客もいる人気商品。ワインにも合うそうなので、ディナーのお供にも。

長野県産の果物を使った「コンフィチュール(ジャム)」。
左から、甘夏・ヴァニラ・ラム酒で作る「甘夏 ヴァニーユ ラム」、ブラックベリーとルバーブを組み合わっせた「ミュール ルバーブ」、アンズとハーブのタイムで作る「アプリコット タン」。

店内にはフランスの蚤の市で購入した食器や雑貨などが飾られています。

お店は長野市を一望できる高台に。画像は店舗前のテラスからの眺望です。「将来はテラスにベンチを置いて、ドリンクも提供したいですね」と西村さん。
この景色を眺めながら美味しい焼き菓子を味わえたら、最高に心地いい時間を過ごせそうです。



9/6(土)9/7(日)プレオープン情報

●日時
 2025年9月6日(土)、9月7日(日)
 11ː00~16ː00(売り切れ次第終了)
●限定サービス
 ①購入の先着20名に焼き菓子プレゼント
 ②ギフト箱+ラッピング無料



お店の場所

長野県庁へつながる国道19号沿いの信号「岡田町」(山王小学校がある交差点)を、西方向(小学校側)へ曲がると長野市道「山王小弥勒寺線」になります。そのまま「山王小弥勒寺線」を「大阪寿司 すず蔵」を目指して進むと、その先、左手に一軒家(店舗)が見えてきます。

長野県の情報サイト Web Komachi
(text&photo:Web Komachi編集部 山本朱美

Patisserie Maison Nono
(パティスリーメゾンノノ)

●オープン日
2025年9月12日(金)
※プレオープン
9月6日(土)、9月7日(日)11ː00~16ː00(売り切れ次第終了)
●住所
長野県長野市平柴1333-4
●営業時間
金・土・日曜 11ː00~18ː00 
※売り切れ次第終了
●定休日
月・火・水・木曜
●駐車場
3台
●備考
○支払い→現金払い・PayPay準備中
○予約→Instagramのメッセージから可能
○保冷剤の用意はありません。必要な方は持参ください。
●Instagram
https://www.instagram.com/yamanoue_patisserie



画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。