スパイスとハーブのお菓子とカフェ「Accent」6/6オープン！岡谷市出身・東京で経験を積んだパティシエがアクセントを加えたスイーツと焼き菓子を提案。自家製コーラやジンジャエールもおすすめ＠長野県長野市

長野県長野市に、スパイスとハーブを使ったお菓子のカフェ・ショップ「Accent（アクセント）」が、2024年6月6日にオープン。

岡谷市出身で、東京のパティスリーや星付きレストランなどで経験を積んできたオーナーパティシエの山岡さんが、ベーシックでシンプルなお菓子にスパイスやハーブでアクセントを加えたオリジナルスイーツや焼き菓子を提供。
オリジナルレシピで作るイギリス発祥の「キャロットケーキ」や、レモングラス+ココナッツ、ローズマリー+ガナッシュなどを組み合わせたマフィンをはじめ、コリアンダーシードを加えたチーズケーキや、ブラックペッパーとチーズを楽しむスコーンなど、山岡さんが生みだすお菓子の世界が広がります。
誰でも食べやすいようスパイスやハーブの風味を忍ばせたお菓子は、現在は15種類ほどをそろえ、日々その中から数種類が店頭に並びます。スパイスたっぷりの自家製コーラやチャイなどもおすすめですよ。

《Index》
▷Accent代表 山岡政芳さん
▷スパイスとハーブを使ったお菓子
▷スパイスを使った自家製ドリンク
▷やさしいカフェ空間
▷お店のデータとMAP

Accent代表 山岡政芳さん

岡谷市出身。子どもの頃から何においても”つくる”ことが好きだったという山岡さん。お菓子作りと洋服が好きだったという高校時代に選んだ夢はパティシエ。東京の製菓学校を卒業後、表参道のパティスリー「Anniversary（アニバーサリー）」で、洋菓子とウエディングケーキの基礎を学びます。その後、ミシュラン2つ星の高級フレンチで、レストランパティシエとしてコースデザートを経験した後、渋谷にあるビストロ系フランス料理店「VIRON（ヴィロン）」で、スイーツに加え、料理も基礎から学び仕事の幅を広げます。
スイーツや料理を手がける日々を送る中、高校時代から好きだった洋服への興味が湧き上がってきたという山岡さん。「人生は一度だけ。挑戦してみたい！」と20代後半で、服飾の専門学校へ。卒業後はパタンナーとして有名ブランドの洋服を制作するなど、アトリエで仕事をこなす日々を過ごした後、”お客さんの顔が見える仕事がしたい”と、再びパティシエの世界へ。
都内で開業するカフェに就職し、フィットネスと連動したヴィーガンとグルテンフリーのフードやスイーツの商品開発を行うなど新たな分野で経験を重ねます。
2023年秋、独立を決意。約20年ぶりに長野県に帰郷し、予てより決めていた現在の業態の店を開くため店舗探しと商品開発を進め、2024年6月「Accent」を開業。

「スパイスやハーブを使ったお菓子ではありますが、多くの方に召し上がっていただける商品になっています。お気軽にお立ち寄りください」と山岡さん。

お店のロゴマーク：クマさんは山岡さんがデザイン。クマさんがスパイスを振るっています♪

山岡さんが一人で営むカフェショップ。混雑時などはお待ちいただくことがあります、時間に余裕を持ってお出かけくださいね。※数に限りがあるため売り切れ次第閉店です

◆スパイスとハーブを使ったお菓子

店名にもなっている「Accent（アクセント）」のコンセプトは、《シンプルなお菓子をベースに、スパイスやハーブでアクセントを加える》こと。
山岡さんが長年培ってきた経験とインスピレーションを活かし、素材と素材の組み合わせを大切にしたレシピを開発。お菓子は、「キャロットケーキ」「チーズケーキ」「チョコレートケーキ」などの生ケーキと、マフィンやスコーン、クッキーなどの焼き菓子がそろい、食べやすさにもこだわっています。今までにない斬新な美味しさに出会いに行ってみてくださいね。

「キャロットケーキ」out540円／in550円
イギリス発祥の代表的なスパイスケーキ。たっぷりのニンジンに、4種類のスパイス（シナモン・ナツメグ・オールスパイス・ジンジャー）やクルミ・レーズン・オレンジピールを加え焼き上げるお店の看板スイーツ。スパイスの風味が豊かなしっとりとした生地の中に、クルミとレーズンの食感が美味しく、口の中にふっと現れるオレンジピールがたまりません。さらにクリームチーズの味をしっかり感じられるフロスティングも絶妙で最後まで飽きさせません。そして、大きめサイズで満足感もしっかり。

現在の生ケーキは5種類。
オーストラリア産クリームチーズとイタリア産ゴルゴンゾーラチーズを用いて、レモン果皮で爽やかに仕上げた「チーズケーキ」は、土台の全粒粉クラッカー生地には柑橘系の香りを持つコリアンダーシードを使用しています。
ほかにもスパイスを取り入れた「チョコレートケーキ」や、4種のスパイスと濃厚に抽出したミルクティーのシフォンケーキ生地とミルクティーのクリームで、”チャイ”を連想できるふわふわの「チャイシフォンケーキ」、バニラを贅沢に使った「プリンケーキ」など、スパイスをいかしたスイーツを楽しむことができます。

カフェでは、とっておきの楽しみも！

バニラ・シナモン・クローブ・オレンジ・八角・ショウガが香る「特製アイスクリーム」をケーキにトッピングすることが可能（+250円）。アイスクリームは、ベースにほんのりオレンジを感じならがさまざまなスパイスの風味が融合しており、最後にほんのりと八角の余韻も♪アイスクリームだけでも美味しいですが、ぜひお菓子と一緒に味わってみてくださいね。
※ドリンクに付けたい人は相談してみてください。

スパイスやハーブを効かせたオリジナルの焼き菓子。日々、レシピの中から数種類が店頭に並びます。

「ココナッツとパイナップルのマフィン」out430円／in438円
ココナッツオイルとココナッツミルク、ココナッツファインを使用したしっとりマフィンは、ココナッツのやさしい味わいをベースに、レモングラスの爽やかな風味が広がります。ライムリーフと一緒にソテーした生のパイナップルは、際立たせた甘味と果肉感が最高のアクセントに。南国気分になれそうなエキゾチックな美味しさです。

「チョコレートとオレンジのマフィン」out430円／in438円
チョコレート生地にオレンジピールで風味づけしたチョコレートマフィンも、山岡さんのおすすめ。中央には、ローズマリーの香りをうつした生クリームとチョコレート、さらにコリアンダーを加えて作るガナッシュ。見た目はアメリカンマフィンですが、フレンチの技法を取り入れ、手間ひまかけて作られる贅沢なお菓子です。

「チーズとブラックペッパーのスコーン」out350円/in356円
3種類のチーズ（パルメザンチーズ・レッドチェダーチーズ・クリームチーズ）が香ばしい程よいやわらかさの食事系スコーン。オレガノの香りとともに、ピリッと効かせた粗挽きブラックペッパーがアクセント。

画像左は生ショウガをすりおろして加えた「レモンジンジャーのショートブレッド」（3本入りout300円／in306円）。サクッと軽い食感でレモンの爽やかな香りとショウガの風味が楽しめます。
画像右はチョコチップとマカデミアンナッツがごろごろ入ったしっとり食感の大きなクッキー。甘さ控えめで、スパイスが奥行きのある味わいを生み出している感覚です。

今後は、「通販やオーダーケーキにも対応していきたい」と山岡さん。開始時期など詳細はInstagramでお知らせ。

◆スパイスを使った自家製ドリンク

「自家製コーラ」out540円／in550円
10種類のスパイスをオリジナル配合したクラフトコーラ。香りが良く、スパイシーで濃厚な味わいです。余計な甘さがないのでスイーツのお供にもぴったり。美味しいです♪

ほかに、茶葉「アッサム」をベースにスパイスを配合した「自家製チャイ」、ショウガをベースに複数のスパイスを加えた「自家製ジンジャエール」も甘さ控えめでピリッとしたショウガの辛味がアクセントになっています（各out540円／in550円）。コーヒーやカフェラテ、ハーブティーも選べますよ。ドリンクだけの利用の可能です。

◆やさしいカフェ空間

壁やペンキ塗りなど、ご家族でDIYをしたという建物。やさしいナチュラルテイストの雰囲気に端材の風合いを活かして作られた家具が配置されています。

一人でも気軽に立ち寄りたくなるカフェ席。

カフェで使用するカトラリーやお皿をはじめ、店頭に並ぶ焼き菓子の器など、店内には山岡さんのこだわりがたくさん詰め込まれています。

小型犬用のリードフックもあります。

（text&photo：Web Komachi編集部yamamoto）