"幻のそば"と言われる飯山市の無形民俗文化財【富倉そば】特集。オヤマボクチを加えた田舎そばを味わえる5店@長野県飯山市・中野市【信州そば-北信濃エリア】

青木村が唯一産地化【タチアカネそば】とは?
上田市の西隣りに位置する青木村。ここで栽培される「タチアカネ」は、2009年に長野県野菜花き試験場が育成した県オリジナルの品種です。茎が丈夫で倒れにくいことから「タチ」、そばの果皮が茜色になることから「アカネ」という名前が付けられました。
生産開始から15年ほどですが、全国各地からファンが食べに来るというその味は、さわやかな香りが経ち、噛むほどにほのかな甘みが広がって、喉越しすべらか。とりわけ、緑がかった新そばの豊かな風味はまた格別です。
青木村内で提供しているのは4店舗(2025年4月時点)のみ。ここでしか味わえない絶品そばをぜひ召し上がれ。


タチアカネそばを味わえる村内4店
〈Index〉
▶道の駅あおき 味処こまゆみ
▶そば処 ますだ屋
▶蕎麦屋 やまさん
▶そば処 あさ川
〈関連記事〉
蕎麦の花が赤い!?長野県でも青木村でしか食べられない「タチアカネ蕎麦」
◆道の駅あおき 味処こまゆみ

青木村の自然の恵みが生んだ香りと甘み豊かなそば
「道の駅あおき」の農産物直売所に併設し、青木村産タチアカネを石臼で挽いた手打ちそばが食べられる食事処「道の駅あおき 味処こまゆみ」。そばの香りが高く、甘み豊かなタチアカネそばを求めて年間を通して客が訪れます。
おすすめは、海老と季節野菜やキノコの天ぷらが添えられた「天ざる」(1350円)。毎年11月頃の新そばの時期は、より一層タチアカネの特徴である、そば本来の風味と甘みを感じることができます。
また、明るく落ち着いた店内からは、店名の由来となっている「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」を見渡せます。
※画像は「ざるそば」1,000円
そばはすべて青木村特産タチアカネの石臼挽き手打ちそば。青木村名物のタチアカネそばが食べられるのはこちら含めて4軒(2025年4月時点)のみ。

赤い実は次第に茶色くなっていきます。玄蕎麦は青木村内の製粉所で石臼挽きされ、風味の良い蕎麦粉が完成します。

タチアカネそばに、新鮮野菜の素揚げがのった人気メニュー「こまゆみ冷やしそば」(1,200円・夏季限定)。
〈その他のメニューの一例〉
・ざるそば大盛 1,350円
・ざるそばと季節の小鉢 1,100円
●住所 長野県小県郡青木村村松26-1
●電話 0268-49-0330
●営業時間 食事処11:00~14:30LO
※農産物直売所9:00~18:00
●定休日 年末年始
●席数 100席
●駐車場 52台
●備考 タバコ/禁煙 予約/不可
キャッシュレス決済/不可
●HP
https://michinoeki-aoki.eek.jp/komayumi
〈関連記事〉
「道の駅あおき」松茸や野菜など旬の味覚を満喫!そば処も。
こちらでも「タチアカネそば」を堪能できます
◆そば処 ますだ屋

食材はすべて青木村産で、都度挽きたてのそばを楽しめます。そばつゆは秘伝のダシを使った薄口つゆ。
●電話 0268-49-2477
●営業時間 11:00~14:00
●定休日 火・水・日曜
●席数 30席
●駐車場 20台
◆蕎麦屋 やまさん

工場をリノベーションしたガレージ風のそば処。そば以外にもチーズケーキやコーヒーも楽しめます。
●住所 長野県小県郡青木村奈良本761-8
●電話 0268-71-5357
●営業時間 11:30~14:00(時間外と夜の営業は予約制、当日予約も可)
●定休日 木曜
●席数 28席
●駐車場 10台
●HP https://r.goope.jp/aoki-yamasan/
◆そば処 あさ川

大法寺の駐車場内にあり、青木村特産そば「タチアカネ」を使った手打ちそばを味わえます。
●住所 小県郡青木村当郷大法寺第一駐車場
●電話 090-4625-0952
●営業時間 11:00~そばが終了するまで(夜は予約のみ)
●定休日 月~木曜、祝日
●席数 20席
●駐車場 大法寺第一駐車場を利用
※この記事は「信州のうまいそば」(2025年4月27日発売)に掲載されたものです。通信販売はこちら。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。